特許
J-GLOBAL ID:200903060416300923

遠心分離機用シールリング

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金田 暢之 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-603808
公開番号(公開出願番号):特表2002-537994
出願日: 2000年03月08日
公開日(公表日): 2002年11月12日
要約:
【要約】第1のロータ部分(2)に軸方向に開口しているシールリング用の環状の溝(7)と、シールリング(1)が封止するように接する、第1のロータ部分(2)に対して軸方向に移動可能な第2ロータ部分(3)とを備えている遠心分離機のシールリング(1)。シールリング(1)と溝(7)は、いずれも、第2のロータ部分(3)の方を向いた第1の環状部(各々8と9)と、第2のロータ部分(3)とは反対の方向を向いた第2の環状部(各々14と11)とを有している。溝の第2の部分(11)は、外側の環状凹部(12)と内側の環状凹部(16)とを有しており、シールリング(1)の第2の環状部(14)は、溝(7)の外側凹部を少なくとも部分的に埋めるように構成されている少なくとも1つの突起(15)を有している。シールリング(1)および溝(7)は、シールリングが自身の形状によって溝内に固定された状態に保たれ、シールリング(1)を溝の底部(13)に押し付けることによって締付力がシールリング(1)から第1のロータ部分(2)に伝達されるように形成され、かつ互いに順応しているので、シールリング(1)は、シールリングおよび/または第1のロータ部分(2)の弾性変形時に、溝内の位置に挿入したり、溝から外に取り出したりすることができる。
請求項(抜粋):
第1のロータ部分(2)に対して移動可能な第2のロータ部分(3)を有し、該第2のロータ部分は、溝(7)に取り付けられたシールリング(1)の封止面(6)を封止するように接触したり離れたりするようになっている接触面(5)を有し、前記シールリングが前記溝(7)内へ軸方向に押圧される遠心分離機の前記第1のロータ部分(2)の内部で軸方向に開口している環状の前記溝(7)内に取付け時に挿入されるようになっているシールリング(1)において、-前記シールリング(1)は、前記第2のロータ部分(3)の方を向いた第1の環状部(8)を有しており、前記第1の環状部は、荷重がかかっていない状態で前記シールリング(1)の第1の環状部(8)を収容するように構成された、前記溝(7)の第1の環状部(9)の外側半径と少なくとも同じ大きさの外側半径を有しており、-前記シールリング(1)の前記第1の環状部(8)は、前記第2のロータ部分(3)に対して最も近くに位置する、前記溝(7)の前記第1の環状部(9)の部分(10)の半径方向の幅と少なくとも同じ大きさの半径方向の幅を有しており、-前記溝(7)は、前記第2のロータ部分(3)とは反対の方向を向いた第2の環状部(11)を有しており、該第2の環状部(11)は、前記溝(7)の前記第1の環状部(9)の軸方向の端部につながっており、かつこの軸方向の端部から軸方向に、この軸方向の端部で前記第1の環状部(9)の外側半径から半径方向外側に延びている、外側の環状凹部を有しており、-前記溝は、前記ロータの第2の部分(3)とは反対の方向を向いた前記溝(7)の前記第2の環状部(11)の端部に位置する底部(13)を有しており、-前記シールリング(1)は、前記第2のロータ部分(3)とは反対の方向を向いた第2の環状部(14)を有しており、該第2の環状部(14)は、前記シールリング(1)の前記第1の環状部(8)の軸方向の端部につながっており、かつ、前記溝(7)の前記第2の環状部(11)にある外側の環状凹部(12)を少なくとも部分的に埋め、この軸方向の端部に対して最も近くに位置する、前記凹部(12)の少なくとも内面に接触する少なくとも1つの突起部(15)を有しており、前記シールリング(1)の前記第1の環状部(8)の前記軸方向の端部と前記溝(7)の前記第1の環状部(9)の前記軸方向の端部とが実質的に同じ軸方向高さに位置しており、-前記溝(7)は、前記溝(7)の前記底部(13)から前記部分(10)へ軸方向に延び、かつ前記第2の部分(3)とは反対の方向を向いた、前記部分(10)の端部で前記部分(10)の前記内側半径から半径方向内側に延びている内側の環状凹部(16)も有しており、前記シールリング(1)は取り付けられた状態で前記内側の環状凹部(16)の半径方向外側に位置しており、-前記内側の環状凹部(16)は、前記第1のロータ部分(2)、前記シールリング(1)の前記第1の環状部(8)、および前記シールリング(1)の前記第2の環状部のうちの少なくとも1つの弾性変形時に、前記シールリング(1)を軸方向断面の傾いた位置において挿抜方向を向くことができるようになっており、前記シールリングのこの挿抜方向に対して垂直な最大寸法が、前記溝(7)のこの挿抜方向に対して垂直な最小寸法よりも小さいことを特徴とするシールリング(1)。
IPC (2件):
B04B 7/00 ,  F16J 15/18
FI (2件):
B04B 7/00 ,  F16J 15/18 C
Fターム (5件):
3J043BA03 ,  3J043CB16 ,  3J043FA06 ,  3J043HA03 ,  4D057BA31
引用特許:
審査官引用 (6件)
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