特許
J-GLOBAL ID:200903060433470034

油圧式テンショナ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 祐川 尉一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-280654
公開番号(公開出願番号):特開平9-119488
出願日: 1995年10月27日
公開日(公表日): 1997年05月06日
要約:
【要約】【課題】 コンパクトであるとともに、構造が簡単で製造コストの安い油圧式テンショナ装置を提供する。【解決手段】 プランジャ5の中空部6内に、弁ブロック7、スプリング9、及び、上端部がテンショナ本体1のシリンダ室2内に支持されたインナースリーブ10が摺動自在に設けられている。テンショナ本体の油通路11はインナースリーブの内側の空間に連通され、中空部の底面6Aと弁ブロックとの間で画定される高圧室8内にインナースリーブ内から弁ブロックのチェック弁7Aを通じて油が充満され、プランジャが上方に押圧されると、高圧室内の油が弁ブロックとインナースリーブのそれぞれの外周面とプランジャの中空部内周面との間の断面積の小さな隙間Sを経由して排出され、前記隙間を油が通過する際の流動抵抗によってチェーン3からシュー4に加わる衝撃が吸収される。
請求項(抜粋):
下端部にチェーンと摺接するシューが設けられ内部に上端面が開口されている有底の中空部を有するプランジャと、前記プランジャが下方に出没自在に嵌挿されるシリンダ室及び前記シリンダ室内に油を供給する油通路を有するテンショナ本体とを備えた油圧式テンショナ装置において、前記プランジャの中空部内には、チェック弁を有して前記中空部内周面に対して摺動自在に嵌挿された弁ブロックと、前記中空部の底面と前記弁ブロックの下端面との間に介装されたスプリングと、上端部が前記テンショナ本体のシリンダ室内に支持されるとともに前記プランジャの開口部から中空部内へ挿入されてその下端で前記弁ブロックをテンショナ本体に対して定位置に保持するインナースリーブとが設けられ、前記油通路は、オイルリザーバとして機能する前記インナースリーブの内側の空間に連通され、前記中空部の底面と弁ブロックとの間で画定される高圧室内にインナースリーブ内からチェック弁を通じて油が充満され、シュー側からプランジャが上方に押圧された際に、前記高圧室内の油が弁ブロックとインナースリーブのそれぞれの外周面とプランジャの中空部内周面との隙間を経由して排出されるように構成した油圧式テンショナ装置。

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