特許
J-GLOBAL ID:200903060436085190

反射型光電脈波検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-298280
公開番号(公開出願番号):特開平11-128184
出願日: 1997年10月30日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】 生体に照射され、生体中で散乱されて受光素子により受光される複数種類の波長の散乱光が散乱される深度をそれぞれ最適な深度に自動的に揃えることにより、測定精度のよい反射型光電脈波検出装置を提供する。【解決手段】 発光素子駆動回路30により、2種類の波長の光を発光する2種類の発光素子の発光強度が漸次変化させられて、それらの発光素子が発光させられ、生体中の異なる深度で散乱を受けて体表面から射出される射出光が受光素子により受光される。交直成分比算出手段66においてその射出光の交直成分比が算出され、最適発光強度決定手段67において、その交直成分比の発光強度に対する変化曲線の変曲点に基づいて最適発光強度が決定される。上記変曲点は散乱光が末梢血管の密度が急に濃くなっている深度での散乱であることを示しているので、生体に照射される2つの波長の光の散乱光が散乱される深度を自動的に揃えることができ、反射型光電脈波検出装置の測定精度が向上する。
請求項(抜粋):
ハウジングと、該ハウジングに収容されて生体の表皮に向かって複数種類の波長の光を照射する複数種類の発光素子と、該ハウジング内において遮光壁を介して該発光素子から所定距離離れた位置に収容され、該複数種類の発光素子からの光が該生体表皮下で散乱を受けて体表面から射出される複数種類の波長の光を受光する受光素子とを備え、該複数種類の波長の射出光に基づいて生体情報を得るための光電脈波をそれぞれ検出する反射型光電脈波検出装置であって、前記複数種類の発光素子に順次駆動電流を供給し、且つ該発光素子のそれぞれの発光強度を調節することが可能な発光素子駆動回路と、前記受光素子により検出された射出光の交流成分と直流成分の比を前記波長毎にそれぞれ算出する交直成分比算出手段と、前記受光素子により検出された射出光から前記交直成分比算出手段により算出された交流成分と直流成分の比と前記発光素子駆動回路によって駆動される発光素子の発光強度との関係を波長毎に求め、その関係から、前記波長毎にそれぞれ最適発光強度を決定する最適発光強度決定手段と、前記光電脈波の検出に先立って、該最適発光強度決定手段により決定された最適発光強度で前記発光素子駆動回路に前記複数種類の発光素子をそれぞれ発光させる最適発光強度調節手段とを、含むことを特徴とする反射型光電脈波検出装置。

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