特許
J-GLOBAL ID:200903060472889158
耐切欠き疲労特性に優れる加工用熱延鋼板およびその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-100863
公開番号(公開出願番号):特開2000-290748
出願日: 1999年04月08日
公開日(公表日): 2000年10月17日
要約:
【要約】【課題】 一般のホットストリップミルで容易に製造可能であり、超微細粒を有し、かつ異方性の小さい機械的特性を有し、耐切欠き疲労特性に優れた加工用熱延鋼板およびその製造方法を提案する。【解決手段】 重量%で、C:0.01〜0.3 %、Si:2.0 %以下、Mn:3.0 %以下、P:0.5 %以下、Ti:0.03〜0.3 %、Al:0.2 %以下を含む圧延素材を、1150°C以下に加熱して、動的再結晶温度低温域で5パス以上の圧下を行い、動的再結晶温度低温域での最終圧下を圧下率15〜30%、最終圧下以外の圧下を4〜20%とし、圧延仕上げ温度を(Ar3変態点+30°C)以上、(Ar3変態点+100 °C)以下とする熱間圧延を施す。これにより、フェライト平均粒径4μm 未満、第2相粒子の粒径8μm 以下、最隣接第2相粒子間の間隔が第2相粒子の粒径以上となる割合が80%以上となり、超微細粒を有し、機械的特性の異方性が小さくなり、切欠き感度係数qが、(0.0012×TS-0.3 )以下を満足して、耐切欠き疲労特性が向上する。
請求項(抜粋):
フェライトを主相とし、主相と第2相粒子とからなる組織を有する熱延鋼板であって、前記フェライトの平均粒径が4μm 未満であり、前記第2相粒子の平均粒径が8μm 以下、アスペクト比が2.0 以下で、かつ最隣接第2相粒子間の間隔が、該第2相粒子の粒径以上となる割合が80%以上である組織を有し、かつ下記(1)式で定義される切欠き感度係数qが静的引張強さTSとの関係で下記(2)式を満足することを特徴とする耐切欠き疲労特性に優れる加工用熱延鋼板。記q=(β-1)/(α-1) .........(1)q≦0.0012×TS-0.3ただし、TS>500MPa .........(2)ここで、q:切欠き感度係数、α:ピアス孔状の切欠き部の応力集中係数、β:疲労強度の切欠きによる低下割合=(鋼板の平滑疲労強度)/(鋼板のピアス孔状切欠き疲労強度)、TS:鋼板の静的引張強さ(MPa )
IPC (4件):
C22C 38/00 301
, C21D 9/46
, C22C 38/14
, C22C 38/58
FI (4件):
C22C 38/00 301 W
, C21D 9/46 T
, C22C 38/14
, C22C 38/58
Fターム (32件):
4K037EA01
, 4K037EA02
, 4K037EA05
, 4K037EA06
, 4K037EA09
, 4K037EA11
, 4K037EA13
, 4K037EA15
, 4K037EA16
, 4K037EA17
, 4K037EA19
, 4K037EA20
, 4K037EA23
, 4K037EA25
, 4K037EA27
, 4K037EA28
, 4K037EA31
, 4K037EA32
, 4K037EA36
, 4K037EB08
, 4K037EB09
, 4K037EB11
, 4K037FA02
, 4K037FB07
, 4K037FC03
, 4K037FC04
, 4K037FC07
, 4K037FD04
, 4K037FE01
, 4K037FE02
, 4K037FE06
, 4K037JA06
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