特許
J-GLOBAL ID:200903060502316107

耐食性、溶接性及びラミネート密着性に優れたラミネート溶接缶用表面処理鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 苫米地 正敏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-044173
公開番号(公開出願番号):特開平9-209187
出願日: 1996年02月06日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【課題】 ラミネート密着性、高速溶接性及び耐食性に優れ且つ比較的安価に製造することができるラミネート溶接缶用表面処理鋼板を提供する。【解決手段】 鋼板面に溶錫処理を施すことなく形成され且つ粒状金属錫部と残部の平坦な金属錫部とが混在した金属錫層を有し、その上層に所定付着量の金属Cr層とCr水和酸化物層を有する表面処理鋼板であって、前記金属錫層は、粒状金属錫部のうちの90%以上の個数の各金属錫部が、最大厚み部の厚さが板厚0.19mm以上の鋼板では0.2〜0.8μm、板厚0.19mm未満の鋼板では0.3〜0.8μmであり、且つ板上部から観察したときの粒の面積が0.2〜3.0μm2であり、この最大厚み部の厚さと粒の面積を満足する粒状金属錫部による鋼板面被覆面積率が10%以上であり、平坦な金属錫部は厚さが0.01〜0.04μmで且つ鋼板面の被覆面積率が60%以上である。
請求項(抜粋):
板厚0.19mm以上の鋼板の少なくとも片面に、溶錫処理を施すことなく形成され、且つ粒状に突起した金属錫部と残部の平坦な金属錫部とが混在した金属錫層を有し、その上部に金属クロム層とその上層のクロム水和酸化物層とからなる化成処理層を有する表面処理鋼板であって、前記金属錫層は、前記粒状に突起した金属錫部のうちの90%以上の個数の各金属錫部が、最大厚み部の厚さが0.2〜0.8μmで且つ板上部から観察したときの粒の面積が0.2〜3.0μm2であり、この最大厚み部の厚さと粒の面積を満足する粒状に突起した金属錫部による鋼板面の被覆面積率が10%以上であり、前記平坦な金属錫部は厚さが0.01〜0.04μmで且つ鋼板面の被覆面積率が60%以上であり、前記化成処理層は、前記金属クロム層のクロム付着量が5mg/m2以上、前記クロム水和酸化物層のクロム付着量が金属クロム換算で5mg/m2以上15mg/m2未満、金属クロム層とクロム水和酸化物層のクロム付着量の合計が金属クロム換算で10〜30mg/m2である、耐食性、溶接性及びラミネート密着性に優れたラミネート溶接缶用表面処理鋼板。
IPC (5件):
C25D 3/30 ,  C23C 28/00 ,  C25D 5/26 ,  C25D 5/48 ,  B29C 63/06
FI (6件):
C25D 3/30 ,  C23C 28/00 C ,  C23C 28/00 E ,  C25D 5/26 J ,  C25D 5/48 ,  B29C 63/06
引用特許:
審査官引用 (13件)
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