特許
J-GLOBAL ID:200903060522646502

可変流量の付加空気取入口を備えたブースタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-517348
公開番号(公開出願番号):特表平10-510228
出願日: 1995年10月12日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】本発明は、2つの空気圧力源を用いる空気圧ブレーキブースタであって、密封可動隔壁(4)によって2つの室(3a,3b)に区分された剛性ケーシング(3)を包含し、可動隔壁が両室に確立される圧力の差によって作動されて、弁(7)を支持した空気圧ピストン(5)を携行し、このピストンの内部が不純物フィルタ(14)によって第2の圧力源から分離されている空気圧ブレーキブースタに関する。本発明のブースタは、第2の圧力源(A)とピストンの内部(50)との間に設置され、フィルタの通過を回避する空気入口通路を制御するようにその開放が制御される閉止装置(15,17)と、ピストンの内部と第2の圧力源との圧力差に応答し、この圧力差が所望の閾値を超えた時に閉止装置を選択的に開放できる弾性装置(18)とを包含する。
請求項(抜粋):
1 第1及び第2のそれぞれ異なる圧力を供給する第1及び第2の空気圧力源(D,A)を用いる空気圧ブレーキブースタであって、少なくとも1つの密封可動隔壁(4)によって少なくとも2つの室(3a,3b)に区分された剛性ケーシング(3)を包含し、その第1の室(3a)が第1の圧力源(D)に接続され、その第2の室(3b)が弁(7)によって2つの圧力源(D,A)のいずれか一方に選択的に接続でき、可動隔壁が両室に確立される圧力の差によって押圧されて本質的に円筒形の空気圧ピストン(5)を駆動し、このピストンがケーシング内を密封態様で摺動し弁(7)を携行し、このピストンの内部及び弁(7)が不純物フィルタ(14)によって第2の圧力源から分離されている空気圧ブレーキブースタにおいて、第2の圧力源(A)とピストンの内部(50)との間に設置され、フィルタの通過を回避する空気入口通路を制御するようにその開放が制御される閉止装置(15,17,20a,20b,20c)と、ピストンの内部と第2の圧力源との圧力差に応答し、この圧力差が所望の閾値を超えた時に閉止装置を選択的に開放できる弾性装置(18,21a,22a,21b,22b,21c,22c)とを包含することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。2 弁が制御ロッド(10)によって制御されるようにした請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、フィルタ(14)が制御ロッドを囲繞するシリンダの形状をなし、閉止装置が、ピストンの内周部に形成された弁座(15)と、弁座に当接してフィルタとこの弁座との間の間隙を閉鎖する撓み可能な環状シール(17)とから成り、弾性装置が、ピストンの内部と第2の圧力源との圧力差によりシールに発揮され得る力に抗してシールを弁座に押圧するスプリング(18)から成ることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。3 空気圧ピストンがケーシングの外部において多孔性弾性材料で少なくとも部分的に作られたフィルタとしての保護管状ゲートル(19)内に収蔵されるようにした請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、閉止装置が、多孔性のゲートルに形成したスリットの形状に作られた少なくとも1つのリップ(20a,20b,20c)から成り、弾性装置が、ゲートルに形成され縁部(21a,22a,21b,22b,21c,22c)を有する少なくとも1つの細長い突出部から成り、これらの縁部が前記スリットに向かって収斂し、ピストンの内部と第2の圧力源との圧力差が前記所望の閾値以下である限りはこのスリットを弾性的に閉止したままに保つことを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。

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