特許
J-GLOBAL ID:200903060544502121

高周波加熱装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-005379
公開番号(公開出願番号):特開平8-195277
出願日: 1995年01月18日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 導波管内を整合素子を駆動し、食品毎に最適な整合状態をつくりだして加熱効率の向上をはかる。【構成】 マグネトロン3と加熱室1とを接続する導波管5の加熱室側の一壁の電波進行方向の中心線から偏倚した位置に、セラミックス製の整合素子支持軸13を回転自在に貫通して取り付け、更に導波管内内側に円板ベースとスタブとからなる整合素子10を設け、また同導波管のマグネトロン3と整合素子10の間の導波管壁に方向性結合器6を取り付ける。制御装置15は加熱の開始後まず回転駆動装置14を作動させるとともに、方向性結合器6の検出信号を取り込んで記憶する外、回転駆動装置の最適停止位置を決定するために検出信号群の中の特定の検出信号を見出して整合素子支持軸13を回転駆動し、その後最適停止位置を中心にその前後の所定の回転角度の範囲内で前記整合素子支持軸13を回転駆動する。
請求項(抜粋):
食品(15)を収納する加熱室(1)と、この加熱室の外部においてマイクロ波を発振するマグネトロン(3)と、一側にてこのマグネトロンと接続するとともに他側にて前記加熱室と接続して前記マグネトロンと前記加熱室とを接続する矩形導波管(5)と、前記マグネトロンを駆動する高周波電源装置(4)と、前記矩矩形導波管の一壁であって前記マグネトロンとの接続部と前記加熱室との接続部の間の位置に取り付けられて前記矩形導波管内に伝送されるマイクロ波電力の入射および反射各方向成分を検出するとともにそれらの検出信号を出力する方向生結合器(6)と、前記矩形導波管の一壁の前記方向性結合器の取り付けられた位置より前記加熱室側であってしかもその壁の電波進行方向の中心線から偏倚した位置に回転自在に貫通して取り付けられた低誘電体損失材料からなる整合素子支持軸(13)と、前記矩形導波管内にてこの整合素子支持軸に取り付けられて回転駆動される導電材料製の整合素子(10)と、この整合素子を構成するために前記整合素子支持軸に同心状に取り付けられた円板ベース(11)と、この円板ベースの中心から偏倚した位置に突設された導電材料製のスタブ(12)と、前記矩形導波管外にて前記整合素子支持軸を所定の行程について回転駆動するとともにその駆動行程中の予め定められた複数の回転角度位置に関する情報を出力する回転駆動装置(14)と、そして前記高周波電源装置を作動させて前記マグネトロンの発振を開始させたときに前記回転駆動装置を作動させて前記整合素子支持軸を回転駆動するとともにその駆動行程中の予め定められた複数の回転角度位置毎の前記方向性結合器の検出信号を取り込んで記憶するほかそれら記憶された検出信号群の中から前記回転駆動装置の最適停止位置を決定するために前記検出信号群の中の特定の検出信号を見出してその検出信号の検出された回転角度位置へ前記整合素子支持軸を回転駆動しその後前記最適停止位置を中心にその前後の所定の回転角度の範囲内で前記整合素子支持軸を回転駆動するよう前記回転駆動装置を制御する制御装置(15)とで構成された高周波加熱装置。

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