特許
J-GLOBAL ID:200903060564233178

薄肉亀甲型セグメントを用いたトンネル覆工内面の保護構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 林 信之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-040711
公開番号(公開出願番号):特開2001-227294
出願日: 2000年02月18日
公開日(公表日): 2001年08月24日
要約:
【要約】【課題】既設トンネルの覆工内面から内面側への張出しを少なくして、かつ、構造が簡潔で、迅速施工を可能とし、建築限界を確保した保護構造体を提供する。【解決手段】覆工内面の保護面材を構成する薄肉亀甲型セグメント7は、金属製枠13と、その内側を覆うようにトンネル軸方向に掛け渡す金属製枠13の厚さ以下の金属製面材18あるいは、これとコンクリートとの合成構造の面材とにより、トンネル半径方向の投影が3対の辺が平行な6角形のセグメントで構成される。金属製枠13の1対の辺は、トンネル周方向に平行な主桁14をなし、2対の辺は継手桁15として、トンネル周方向のセグメント端部にトンネル周方向に対し30度乃至60度の角度を成すように形成され、主桁14と継手桁15は、凹状部と凸状部からなるセグメント継手16とリング継手21を具備している。
請求項(抜粋):
既設トンネルの覆工内面に沿って保護面材を設置する既設トンネル覆工内面の保護構造において、前記保護面材は、トンネル周方向および軸方向に分割製作された覆工内面形状と略相似形でトンネル半径方向の投影が3対の辺が平行な6角形のセグメントで構成され、前記セグメントは、1対の辺はトンネル周方向に平行で、2対の辺はトンネル周方向のセグメント端部にトンネル周方向に対し30度乃至60度の角度を成すように形成され、前記セグメントは、隣接セグメントとトンネル周方向端部の4辺に設けたセグメント継手およびトンネル軸方向端部の2辺に設けたリング継手で接合され、前記保護面材は、前記セグメントを覆工内面に隙間を形成して組立て設置されており、前記セグメントは、セグメント厚さ方向に短辺のある略矩形断面形状の帯板からなる6辺の金属製枠と当該金属製枠内を覆うようにトンネル軸方向に掛け渡す金属製枠厚さ以下の金属製面板あるいは、金属製面板と面板用コンクリートとの合成構造の面材とからなり、前記金属製枠を構成するトンネル周方向セグメント端部の4本の継手桁は、隣接セグメントと相対する面は互いに噛み合うようにトンネル半径方向のズレを防ぐ凸状部あるいは凹状部が形成されたリング継手となり、また、最下段のセグメントは固定手段で既設トンネルのコンクリートに固定され、少なくともリング継手部近傍の各セグメント背面と覆工内面の隙間には周方向に渡ってグラウト材が充填され、各セグメントが覆工内面に密着されている、薄肉亀甲型セグメントを用いたトンネル覆工内面の保護構造。
Fターム (2件):
2D055KB03 ,  2D055LA17

前のページに戻る