特許

J-GLOBAL ID：200903060610211311

継目無鋼管製造用マルテンサイト系ステンレス鋼ブルームの製造方法

発明者： 高橋 明彦 ,  山本 修治 ,  梅村 育寛 ,  佐藤 直治
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 田村 弘明 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-255264
公開番号（公開出願番号）：特開平8-120336
出願日： 1994年10月20日
公開日（公表日）： 1996年05月14日
要約：

【要約】【目的】 本発明は、油井管に用いられるマルテンサイト系ステンレス鋼の継目無鋼管製造用角ブルームの分塊圧延、及びその後の加熱条件を与える。【構成】 C:0.15〜0.22重量%、Cr:12〜14重量%、S:0.0025重量%以下を含有するマルテンサイト系ステンレス鋼の連続鋳造鋳片を、1100°C以下900°C以上の温度域で幅圧下比2以上の分塊圧延を行って角ブルームに圧延し、分塊圧延後1100°C以上1200°C以下の温度に2時間以上加熱することにより、ブルームの中心偏析部において凝固偏析したCrを拡散させ、残存するδフェライトをほぼ完全に消失させる。【効果】 本発明により製造したマルテンサイト系ステンレス鋼の角ブルームを用いれば、継目無鋼管圧延時の内表面の欠陥の発生が回避できる。

請求項（抜粋）：

C:0.15〜0.22重量%、Cr:12〜14重量%、S:0.0025重量%以下を含有するマルテンサイト系ステンレス鋼の連続鋳造鋳片を素材として継目無鋼管製造用の角ブルームを製造するに際し、1100°C以下900°C以上の温度域で幅圧下比2以上の分塊圧延を行って鋳片から角ブルームを圧延し、該分塊圧延後1100°C以上1200°C以下の温度に2時間以上加熱することを特徴とする継目無鋼管製造用マルテンサイト系ステンレス鋼角ブルームの製造方法。

IPC (5件)：

C21D 8/00 ,  B21B 3/02 ,  C21D 8/10 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/18