特許
J-GLOBAL ID:200903060616935419

自動採譜装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-184820
公開番号(公開出願番号):特開平7-044163
出願日: 1993年07月27日
公開日(公表日): 1995年02月14日
要約:
【要約】【目的】 音声や楽器音などの音響信号を楽譜データに変換する自動採譜装置で、1音と見なせる区間に対して1つの音程を同定する際、音の出だしや次の音への移行時などの音程が不安定な部分の影響で、間違った音程に同定されるのを防ぐ。【構成】 本発明では、この音程同定処理を、同定する音程の候補と実際のピッチ情報との距離を算出する手段131と、区間内での位置に応じて重み付け係数を決定する手段132と、区間内の各ピッチ情報に対する前述の距離と重み付け係数との積和値を算出する積和算出手段133と、算出された積和値が最も小さくなる音程候補にその区間の音程を同定する音程決定手段134とによって構成する。重み付け係数を決定する手段132において、区間の先頭付近、終端付近で係数値が小さくなるように設定しておけば、音程が不安定な部分の音程同定処理に与える影響は小さくなり、より正確な同定が可能になる。
請求項(抜粋):
入力された音響信号のピッチ情報及びパワー情報を抽出するピッチ・パワー抽出部と、前記ピッチ情報及び前記パワー情報に基づいて前記音響信号を一音とみなせる区間に区分するセグメンテーション部と、区分された各区間毎に1つの音程を決定する音程同定部と、前記音程同定の結果から前記音響信号の調と拍子とテンポを推定し前記音響信号を楽譜形式で出力する楽譜生成部とを一部に備えた自動採譜装置において、前記音程同定部を、前記ピッチ情報に対して同定する音程候補との距離を算出する距離算出手段と、前記ピッチ情報に対して前記区間内での位置に応じて重み付け係数を決定する重み付け係数決定手段と、前記区間内の各ピッチ情報における前記距離と前記重み付け係数との積和値を算出する積和算出手段と、算出された前記積和値が最も小さくなる音程候補に前記区間の音程を同定する音程決定手段とによって構成することを特徴とする自動採譜装置。

前のページに戻る