特許
J-GLOBAL ID:200903060721925739
高炭素鋼線材のパテンティング方法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-108155
公開番号(公開出願番号):特開2007-231412
出願日: 2006年04月11日
公開日(公表日): 2007年09月13日
要約:
【課題】 高品質ピアノ線の製造に際して線材に適用される鉛パテンティングにおいて1)強度・加工性・組織が恒温変態の水準に達していない、2)鉛の消耗による重金属汚染の危険性がある、の2問題を解決する。 【解決手段】 走行する赤熱線材に対して冷媒として1)気水ミストスプレイ、2)焼入油、3)砂の流動床等の一つを適用して冷却する。加熱温度から所望変態温度に鉛浴以上の速度で急冷する第1段、変態開始から途中まで変態発熱を抑制する第2段、途中から変態終了まで残り発熱と放冷を均衡させる第3段、偏析部も同等組織にならしめる終了後から保持する第4段の冷却帯からなり鉛浴焼入よりも恒温変態に接近させる。冷却能と冷却帯長さを調整する手段として従来の冷媒温度制御方式より極めて簡便で新規な間欠冷却方式を組み込む。 【選択図】 図3
請求項(抜粋):
高炭素鋼又は高炭素低合金鋼の線材を軸方向に走行させつつ連続してパテンティングを施す方法において、高温のオーステナイト状態から所望の変態温度まで鉛浴焼入より大きい速度で急冷する第1段階と、該第1段階に続いて変態の開始から過半に対して鉛浴焼入より強い冷却を作用させ、変態発熱による昇温を抑制ないし低減する第2段階と、該第2段階に続いて変態終了まで放冷により過冷を防止する第3段階と、該第3段階に続いてノーズ変態時間の2〜5倍の時間までを該変態終了温度から放冷又は徐冷又は該温度に保持する第4段階の4段の冷却から成り、第1段階と第2段階は同一の常温冷媒を使用し、線径と該変態温度における変態時間の2要因に対応して両段階の熱流束量をそれぞれ調節することにより恒温変態に接近させることを特徴とする鋼線材のパテンティング方法。
IPC (4件):
C21D 9/52
, C21D 8/06
, C21D 1/00
, B21B 1/16
FI (6件):
C21D9/52 103B
, C21D8/06 A
, C21D1/00 123Z
, C21D1/00 120
, C21D1/00 124
, B21B1/16 B
Fターム (39件):
4E002AA07
, 4E002AC14
, 4E002BD07
, 4E002BD09
, 4E002CB01
, 4K032BA02
, 4K032CF03
, 4K032CJ05
, 4K032CJ06
, 4K034AA10
, 4K034AA17
, 4K034BA03
, 4K034DA01
, 4K034DA04
, 4K034DA05
, 4K034DB03
, 4K034EA04
, 4K034EA09
, 4K034FA05
, 4K034FA06
, 4K034FA09
, 4K034FB03
, 4K034FB11
, 4K034FB15
, 4K034GA01
, 4K043AA02
, 4K043BA06
, 4K043BB06
, 4K043CA05
, 4K043CB01
, 4K043CB04
, 4K043CB05
, 4K043DA01
, 4K043EA07
, 4K043FA02
, 4K043FA03
, 4K043FA04
, 4K043FA13
, 4K043GA01
引用特許:
出願人引用 (4件)
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ゴム補強用スチールワイヤのめっき拡散処理設備
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-255147
出願人:東京製綱株式会社
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特開平3-146623
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特許1476468
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特開昭52-59015
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審査官引用 (5件)
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特開昭61-276938
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特公平2-061326
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特許第3720525号
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特許第3681712号
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特許第2764167号
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