特許
J-GLOBAL ID:200903060758606900

化粧板用賦形型の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-199463
公開番号(公開出願番号):特開平7-054166
出願日: 1993年08月11日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 深い部分と浅い部分とよりなる天然導管にほぼ正確に対応する凸版部を有する化粧板用賦形型の製造方法を提供する。【構成】この製造方法は、露光工程とエッチング工程とを含んでいる。露光工程においては、第1マスクフィルム2と第2マスクフィルム6とを重ね合わせて用いられる。これら2つのフィルム2,6を重ね合わせれば、導管陰影部は全体として、導管陰影部2aが導管陰影部6aにより嵩上げされた濃度となる。重ね合わされたこれらのマスクフィルム2,6を通して光硬化層に露光すれば、濃淡のある導管陰影部に対応して露光される。このようにして作られた光硬化層を用いて第1エッチング工程および第2エッチング工程を介して基板を腐食させることにより、天然導管に正確に対応したプロフィールを有する導管対応凸状部を備えた賦形型が得られる。
請求項(抜粋):
天然導管(1)の深度の浅い部分から深い部分に対応して濃度が濃から淡に変化する導管陰影部(2a)を有しかつ導管陰影部(2a)以外の地部(2c)がほぼ透明である第1マスクフィルム(2)と、天然導管(1)に対応して均一な淡濃度の導管陰影部(6a)を有し、かつ導管陰影部(6a)以外の地部(6c)がほぼ透明である第2マスクフィルム(6)とを、両者の導管陰影部(2a,6a)が一致するように、重ね合わせ、これらのマスクフィルム(2,6)を通してカーボンティッシュの光硬化層(3a)に露光して、地部(2c,6c)に対応する部分を十分光硬化させて周囲硬化部(3e)を形成すると共に、導管陰影部(2a,6a)に対応する部分をその濃度に対応したプロフィールの深さで光硬化させて周囲硬化部(3e)に囲まれた凸状硬化部(3c)を形成する露光工程と、露光済の光硬化層(3a)を金属基板(4)に貼合せて温湯にて光硬化層(3a)の凸状硬化部(3c)に隣接する未硬化部(3d)を除去する現像工程と、次いで、光硬化層(3a)の上から腐食液(Q)を浸透させるとともに、その下方の金属基板(4)に光硬化層の厚み形状に対応したプロフィールの深さに腐食液(Q)を浸透させて金属基板(4)の上層を腐食・除去することにより、光硬化層(3a)の凹凸形状に対応する凹凸形状を転写して、光硬化層(3a)の周囲硬化部(3e)に対応する周囲凸部(4d)と該周囲凸部(4d)に囲まれる凸版部(4c)とを形成する第1エッチング工程と、次いで、第1エッチング工程で作られた金属基板(4)の周囲凸部(4d)に囲まれかつ凸版部(4c)上部に位置する空間(4g)に非浸透性詰物(5)を充填した上で、金属基板(4)にその上方より腐食液(Q)を浸透させて周囲凸部(4d)を腐食・除去して凸版部(4c)より低い平坦部(4h)を形成する第2エッチング工程とを含むことを特徴とする化粧板用賦形型の製造方法。
IPC (3件):
C23F 1/00 101 ,  B27M 3/00 ,  B29C 59/00

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