特許
J-GLOBAL ID:200903060803323796

ポリテトラフルオロエチレン粉末を含むタイヤ硬化用ブラダーとその利用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-004754
公開番号(公開出願番号):特開平9-234744
出願日: 1997年01月14日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 空気入りゴムタイヤなどの炭化水素ゴム用の加圧硬化成形機中で使用する、滑り性が大きく、粘着性が小さく、屈曲亀裂寿命が長く、加熱変形性が小さい膨脹性ブラダーを提供する。【解決手段】 ブラダーは、イソブチレン繰返単位を含んでなる架橋エラストマーであり、そのブラダー組成物は微粒子状のフッ素化エチレン重合体をそのブラダー全体に分散して含んでいる。このブラダーはさらに黒鉛を含んでいる場合もある。推奨されるイソブチレンエラストマーは80から99重量パーセントのイソブチレンと1から20重量パーセントのパラ-メチルスチレンからの共重合体の臭素化物である。このブラダーは滑り性が大きく、硬化タイヤのインナーライナ-への粘着性が小さく、屈曲時に亀裂が発生し難く、高温永久ひずみが小さい。このような性質の向上により、炭化水素ゴムを磨耗若しくは変形したブラダーに起因する欠点がより少ないタイヤに成形できる。これらの特徴はブラダーの有効寿命を伸ばし、タイヤの硬化費用を低減させる。
請求項(抜粋):
ゴム組成物の成形と硬化を助けるために膨脹性のブラダーを使用する、炭化水素ゴム組成物用の硬化用加圧成形機において、該ブラダーが約0.5から約10重量部の少くとも一種のフッ素化エチレン重合体と、場合により約0.1から約20重量部の黒鉛とを含んでなり、該フッ素化エチレン重合体と該追加の黒鉛が微粒状で調合ゴムブラダー・コンパウンドの中に添加され、そして分散され、該調合ゴムブラダー・コンパウンドが少くとも一種のイソブチレン重合体からなる少くとも一種のゴム状重合体を含んでなることを改善点とし、ここで、上記の重量部は少くとも一種の該ゴム状重合体100重量部に対する数値であり、そして該調合ゴムコンパウンドは、硬化され、177°Cで24時間劣化処理された後で、約300から約600%の破断時伸び(ASTM D412)を有している、上記の硬化用加圧成形機。
IPC (9件):
B29C 35/02 ,  B29C 33/02 ,  B29C 33/38 ,  B29D 30/26 ,  C08L 23/22 ,  C08L 27/18 ,  B29K 21:00 ,  B29K105:24 ,  B29L 30:00
FI (6件):
B29C 35/02 ,  B29C 33/02 ,  B29C 33/38 ,  B29D 30/26 ,  C08L 23/22 ,  C08L 27/18

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