特許
J-GLOBAL ID:200903060806817048

車輌用滑止め装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 植田 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-232263
公開番号(公開出願番号):特開2001-055027
出願日: 1999年08月19日
公開日(公表日): 2001年02月27日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】着脱容易で、路面を傷めることがなく、スパイクピンの脱落やベルト本体の破断を防止し、万一脱落のとき運転者にその状態を解からせる。【解決手段】スパイク部材6は、凹部4が形成された薄肉部を抱持する取付け片7と取付け片上面に突設されたスパイクピン8を有する。スパイクピンへの路面からの衝撃力は、薄肉部の撓み変形に伴なうスパイクピンの沈み込み変位によって吸収され、スパイクピンの損傷や脱落あるいはベルト本体の破断が防止される。タイヤ環状溝と連通するタイヤ横溝に固定される固定体21と、この固定体から環状溝内に向けて突出する抑え片22とから成る抑止部材20を有する。ベルト本体は、隣合う薄肉部間にベルト本体の厚みを二分して周方向に延びるとともに抑止部材の抑え片を挿入可能なスリット24を有する。スリットに抑止部材の抑え片を挿入した状態で、ベルト本体が環状溝に装着される。
請求項(抜粋):
タイヤ外周面の周方向に沿って形成された環状溝に弾性的に装着される無端状のベルト本体と、このベルト本体に間隔を置いて取付けられたスパイク部材とを備えて成る車輌用滑止め装置において、上記ベルト本体は、内周面に周方向に所要の間隔を置いて多数の凹部が形成されており、上記スパイク部材は、ベルト本体の上記凹部が形成された薄肉部を抱持する取付け片と、この取付け片の上面に突設されたスパイクピンとを有し、ベルト本体がタイヤの環状溝に装着され、スパイクピンが非接地状態のときに、スパイクピンがタイヤ外周面より突出するとともに取付け片下方のタイヤの環状溝内に上記凹部による空隙が形成され、スパイクピンが接地状態のときに、取付け片が環状溝内の上記空隙に沈み込みながらもスパイクピンがタイヤ外周面より突出した状態を保持する、ことを特徴とする車輌用滑止め装置。

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