特許
J-GLOBAL ID:200903060824781280

遠心ろ過方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-150875
公開番号(公開出願番号):特開平10-337501
出願日: 1997年06月09日
公開日(公表日): 1998年12月22日
要約:
【要約】【課題】バスケット内の結晶の回収率を向上させることができる遠心ろ過方法を提供する。【解決手段】バスケット12の中心軸線を水平方向に対して傾斜させてその底壁部12bを斜め下方に向けておく。バスケット内で旋回する旋回部23bを有する結晶回収用吸引管23Aを設け、旋回部23bの先端から結晶を吸引して回収する。旋回部23bの先端をバスケットの周壁部12aの最下部と底壁部12bとの間の隅部Pに近接する位置まで変位させて、バスケットの最下部に集まってくる結晶を吸引管23Aにより吸引して回収する。バスケットの端部壁12cに当接した状態でバスケットとともに回転して端部壁12cの内周側の開口部を閉鎖する回転シール部材33を設けて微細な結晶が外部に漏れるのを防止する。
請求項(抜粋):
多数の透過孔が形成された円筒状の周壁部と該周壁部の軸線方向の一端を閉じる底壁部と該周壁部の軸線方向の他端の内周から径方向の内側に突出した円環状の端部壁とを有するバスケットと該バスケットを回転駆動する回転駆動装置とを備えた遠心ろ過装置を用いてスラリを遠心ろ過することにより該スラリを液分と結晶とに分離してバスケットの内周に結晶を形成する固液分離工程と、前記バスケットの内周に形成された結晶を掻き落す結晶掻落し工程と、前記バスケット内の結晶を乾燥させる乾燥工程と、前記バスケットの内周から掻き落とされた結晶を前記バスケット内に挿入した結晶回収用吸引管により吸引して回収する結晶回収工程とを行う遠心ろ過方法において、前記バスケットの端部壁に外側から当接して該端部壁の内周側の開口部を閉鎖した状態を保ちつつ該バスケットともに回転する回転シール部材を、前記端部壁に当接しない位置まで退避させ得るように設けておき、少なくとも前記結晶回収工程では、前記バスケットの中心軸線が水平方向に対して一定の角度傾斜して該バスケットの底壁部が斜め下方に向くようにしておき、前記固液分離工程では前記回転シール部材を退避させておき、前記結晶掻落し工程と乾燥工程と結晶回収工程とを行う際には、前記回転シール部材を前記バスケットの端部壁に当接させてバスケットの端部壁の内周側の開口部を閉鎖した状態にしておき、前記結晶回収工程では、前記バスケットの端部壁に当接した回転シール部材をバスケットとともに回転させつつ、前記結晶回収用吸引管の先端を結晶中に進入させて結晶を吸引し、最終的には該吸引管の先端を傾斜したバスケットの周壁部の最下部と該バスケットの底壁部との間の隅部に近接した位置まで変位させて該隅部に集った結晶を吸引することを特徴とする遠心ろ過方法。
IPC (3件):
B04B 3/00 ,  B04B 11/08 ,  B04B 15/12
FI (3件):
B04B 3/00 B ,  B04B 11/08 ,  B04B 15/12

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