特許
J-GLOBAL ID:200903060826370678

車両用ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-324735
公開番号(公開出願番号):特開平5-155321
出願日: 1991年12月09日
公開日(公表日): 1993年06月22日
要約:
【要約】【目的】 マスタシリンダとポンプ吐出側とが連通した場合において、調圧弁の圧力保持性能が低下していても、制動力を確保することができる車両用ブレーキ装置を提供すること。【構成】 逆止弁22は、ポンプ20の吐出側と第1切換弁23とを接続する配管17に配置され、ポンプ20の吐出側から第1切換弁23、および後述する圧力逃がし弁21aへのブレーキ液の流れのみを許容する。調圧弁21は、ポンプ20の吐出側とリザーバタンク4とを接続する配管15に配置され、ポンプ20の吐出圧が所定値以上に上昇した際に開弁する。配管17の逆止弁22,第1切換弁23間と配管14のリザーバ12,リザーバタンク4間に接続された配管19には圧力逃がし弁21が配置されている。
請求項(抜粋):
ブレーキペダルの操作に応じた圧力を発生するマスタシリンダと、ブレーキ圧力が供給されたとき車輪に制動力を与えるホイールシリンダとを備え、車輪の制動スリップ及び駆動スリップを防止する車両用ブレーキ装置において、ブレーキ液を貯蔵するリザーバタンクと、前記リザーバタンクに接続されるとともに、駆動スリップが発生したとき駆動されて、前記リザーバタンクからのブレーキ液を加圧して吐出するポンプと、前記ポンプの吐出側と前記リザーバタンクとを接続する管路に配置され、前記リザーバタンクに向かって開弁して前記ポンプの吐出圧を所定圧に制限する調圧弁と、前記調圧弁と並列に配置され、前記ポンプの吐出圧を、前記調圧弁が制限する所定圧よりも高い圧力に制限する逃し弁と、前記逃し弁よりも前記ポンプの吐出側に前記逃し弁と直列に、かつ前記調圧弁と並列に配置され、前記ポンプ側および前記調圧弁へのブレーキ液の流れを妨げる逆止弁と、駆動スリップが発生したとき、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの連通を遮断するとともに、前記逆止弁と前記逃し弁間と前記ホイールシリンダとを連通して前記調圧弁によって調圧されたブレーキ液を前記ホイールシリンダに供給し、駆動スリップが発生していないとき、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとを連通するとともに、前記逆止弁と前記逃し弁間と前記ホイールシリンダとの連通を遮断する第1の切換弁と、前記弁手段と前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記車輪に制動スリップ及び駆動スリップが発生したとき、前記ホイールシリンダに供給されるブレーキ圧力を調節するブレーキ圧力調節手段とを備えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。

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