特許
J-GLOBAL ID:200903060830497046

画像処理方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 康徳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-033622
公開番号(公開出願番号):特開平9-231356
出願日: 1996年02月21日
公開日(公表日): 1997年09月05日
要約:
【要約】【課題】 ソフトウェア的な手法で処理する方法では、パターン認識のための処理速度が遅く、ゲートアレイ等を用いたハードウェア的な手法では、認識したいパターン形状が複雑になると、そのゲートアレイの演算回路等が膨大になり、回路規模が大きくなり、コスト的にも不利である。【解決手段】 処理対象の画像データの行又は列のそれぞれを並列処理により演算する演算ユニットに入力し(S1)、以下の工程を並行して実施する。即ち、その入力された行又は列のそれぞれと特定パターンの行又は列データとを比較して一致しているか否かを検出し(S2)、特定パターンに一致している画像データのエリアの、画像データの所定エリアにおける座標位置を算出し(S3)、その算出した座標位置に基づいて一致しているエリア間の距離を算出して分類し(S4)、その算出され分類された結果に基づいて所定エリア内における特定パターンの配列パターンセットを求めてパターン認識する。
請求項(抜粋):
画像データが特定パターンを含むかどうかを認識するための画像処理装置であって、画像データに含まれる複数の画素を含む画像データを行方向に所定の長さを持つ画素行又は列に分割し、前記画素行又は列のそれぞれを並列処理により演算する演算手段に入力する入力手段を有し、前記演算手段は、前記画素行又は列のそれぞれと前記特定パターンの行又は列データとを比較して一致しているか否かを検出し、並行して比較されている隣接する行又は列の検出結果を参照して前記特定パターンとのマッチング度を判別する判別手段と、前記判別手段により判別された特定パターンに一致しているエリアの、前記画像データの所定エリアにおける座標位置を算出する座標算出手段と、前記座標位置に基づいて前記一致しているエリア間の距離を算出する距離算出手段と、前記距離算出手段により算出された距離に基づいて前記所定エリア内における前記特定パターンの配列パターンを求めてパターン認識する認識手段とを具備し、前記判別手段、座標算出手段、距離算出手段及び認識手段による処理を前記画像データの複数の所定エリアに対して並行して実施することを特徴とする画像処理装置。

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