特許
J-GLOBAL ID:200903060851547825
空間光変調器の製造方法、及び空間光変調器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中島 淳 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-069945
公開番号(公開出願番号):特開平9-258202
出願日: 1996年03月26日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 高価な装置を利用する必要がなく、また製作工程も単純で、更に、量産に好適であり、しかも、膜厚の均一性が良好で、遮光性も高い遮光層を形成できる、空間光変調器の製造方法、及び空間光変調器を提供する。【解決手段】 光導電層、遮光層、光反射層及び液晶層を有し、この順に位置する積層構造体を、内側に透明電極付きの2枚の透明基板が挟持する構造の空間光変調器を製造する。その際、アルカリ可溶性バインダ-、光重合開始剤、エチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性モノマ-、及び2種類以上の着色剤を有する感光性樹脂組成物であって、色相的に実質的に黒色で、かつ膜厚1〜3μmの該組成物を形成した時に可視光領域の透過性が2以下で、かつ、可視光領域と紫外線領域との透過性の比が、1:1から20:1となる該組成物を含有する前駆遮光層をシート状に形成し、その前駆遮光層を、空間光変調器内で隣接層となる層に接触させ、更に前駆遮光層を熱によって隣接層に貼合しそれを露光して、遮光層とする。
請求項(抜粋):
光導電層、遮光層、光反射層及び液晶層を有し、これらの層に関してはこの順に位置する積層構造体を、2枚の透明電極付き透明基板がその透明電極を内側にした状態で、挟持する構造の空間光変調器を製造する方法において、前記遮光層の形成が、(A) アルカリ可溶性バインダ-、光重合開始剤、エチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性モノマ-、及び2種類以上の着色剤、を少なくとも有する遮光性感光性樹脂組成物であって、色相的に黒色に等しいか、あるいは近く、かつ膜厚1〜3μmの遮光性感光性樹脂組成物を形成した時に可視光領域の透過性が2以下で、かつ、可視光領域の透過性と紫外線領域の透過性の比が、1:1から20:1となる遮光性感光性樹脂組成物を含有する前駆遮光層を予めシート状に形成する工程と、(B) 前駆遮光層を、空間光変調器内で隣接層となる層に接触させる工程と、(C) 前駆遮光層を熱によって隣接層に貼合する工程と、(D) 前駆遮光層を露光して、遮光層とする工程と、を有することを特徴とする空間光変調器の製造方法。
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