特許
J-GLOBAL ID:200903060874388082

X線管

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-255846
公開番号(公開出願番号):特開2001-076656
出願日: 1999年09月09日
公開日(公表日): 2001年03月23日
要約:
【要約】【課題】より小さい焦点寸法で、より大きいX線管電流が得られ、かつ平行なX線ビームを発生することができる産業用X線管を提供する。【解決手段】X線管は、絶縁物からなる二等辺三角形状の外囲器1と、その頂点部に封着された電子銃(陰極)2と、その底辺部に、電子銃2と対向して封着されたターゲット部(陽極)3とから成り、外囲器1内は真空に保持される。電子銃2はCRT用電子銃と同様にカソードと複数個のグリッド電極から成り、この中で電子ビーム5は加速、集束される。ターゲット部3は薄くて細い帯状のターゲット板15とこれを支持するターゲット支持部16とから成る。電子銃2を出た電子ビーム5は外囲器1のネック部11に配置された偏向コイル4によって、偏向、走査され、ターゲット板15上に帯状の焦点を形成し、この焦点から電子ビーム5の進行方向に帯状のX線ビーム8を放射する。
請求項(抜粋):
電子ビームを放出する陰極と、該電子ビームを受けて帯状のX線ビームを発生する陽極のターゲット部と、前記陰極と前記ターゲット部が対向する位置に配置されるように絶縁、支持し、両電極を真空気密に封入する外囲器とから構成され、前記陰極の近傍に配置された偏向コイルによって、前記電子ビームが該電子ビームの進行方向とほぼ直交する方向に偏向されて、前記ターゲット板上に帯状の焦点(X線源)を形成するX線管において、前記陰極が、電子ビームを放出するカソードと、該電子ビームを加速、集束する複数個のグリッドとから構成される電子銃を具備することを特徴とするX線管。

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