特許
J-GLOBAL ID:200903060881757964

向上した特性曲線形を示す多色写真要素

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-088681
公開番号(公開出願番号):特開平6-242563
出願日: 1993年04月15日
公開日(公表日): 1994年09月02日
要約:
【要約】【目的】 本発明は色素画像のスピードと粒状度の関係が向上した多色写真要素を提供する。【構成】 優れた画像品質は、写真要素の支持体から最も遠くに塗布された高感度乳剤層と前記高感度乳剤層の下に位置する中感度乳剤層と支持体の最も近くに塗布された中感度乳剤層のヨウ化物含有量の60%以下を含む低感度乳剤層とを含む3つの重ねられた臭ヨウ化銀乳剤層を色素画像形成層単位に含めることによって達成される。3つの乳剤層は、それぞれ隣接する乳剤層とスピードが異なり、その高感度乳剤層は露光源の最も近くに位置し、隣接層より少なくとも1/2ストップ高感度であり、低感度乳剤層は露光源の最も遠くに位置し、隣接層より少なくとも1/2ストップ低感度である。これらの3つの乳剤層は平板度が25より大きい平板状粒子乳剤層である。
請求項(抜粋):
支持体と、異なる色相の色素画像を形成しうる画像色素または色素前駆体とをそれぞれ含有する少なくとも3つの色素画像形成層単位を含んでなる低い粒状度の選ばれた特性曲線を満足しうる多色写真要素において、可視色素画像を形成しうる少なくとも1つの色素画像形成層単位が少なくとも3つの重なった感輻射線乳剤層を含み、そしてこれらの3つの層の支持体からもっとも遠くに配置された第一乳剤層が銀基準でヨウ化物1〜20モル%の臭ヨウ化銀粒子を含み、第一乳剤層よりスピードが最低で1/2ストップ低い第二乳剤層が第一乳剤層と支持体との間に配置され、銀基準でヨウ化物1〜20モル%の臭ヨウ化銀粒子を含み、そして第二乳剤層よりスピードが最低で1/2ストップ低い第三乳剤層が第二乳剤層と支持体との間に配置され、第二乳剤層の平均ヨウ化物含有量の60%以下の平均ヨウ化物含有量を示す臭ヨウ化銀粒子を含み、第一、第二および第三乳剤層それぞれの粒子の総投影面積の50%より多くが、0.3μm未満の厚さと、T=ECD/t2(ここで、ECDはμmで表わされる平均等価円直径であり、そしてtは平板状粒子のμmで表わされる平均厚である)で定義される平板度(T)が25を越える平均平板度を有する平板状粒子で占められており、かつ少なくとも第一および第二乳剤層の平板状粒子は、6°Kで325nmの電磁線に露光されたとき、490〜560nmの波長範囲内での同様に誘導された蛍光放出極大の1/3より低い575nmにおける誘導蛍光放出を示す、ことを特徴とする多色写真要素。
IPC (2件):
G03C 7/26 ,  G03C 7/20

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