特許
J-GLOBAL ID:200903060896908950

流体軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-241765
公開番号(公開出願番号):特開平10-089348
出願日: 1996年09月12日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】 軸受の高速回転で、潤滑剤が飛散したり、油膜切れやコスレ、焼き付きを生じる事を防止する。【解決手段】 (1)スリーブ4A開放端部の内周面の内周面の、ラジアル側動圧発生溝4Cの近隣にヘリカル溝11を有している。また、前記スリーブ4A内周部は、潤滑剤10で充満されている。また、固定軸22の他端が固定軸22より小径の小径軸を有し、前記小径軸と隣接するスラスト板27の内周部に、ヘリカル溝35を有している。本発明は、上記した構成により、モータの回転時においても、ヘリカル溝のポンプ力によってスリーブ内部側へ潤滑剤が供給されるため、流体軸受の潤滑剤が外へにじみ出すことなく、動圧発生溝に確実に保持され、長期にわたり安定した回転が得られる。
請求項(抜粋):
少なくとも一端がケースに固定された固定軸と、前記固定軸の他端部近傍に固定されたフランジ部材と、前記固定軸に回転自在に挿入されたスリーブを有し、前記スリーブに連設されるハブまたは、前記スリーブの端面近傍に固定され、前記フランジ部材に対向かつ近接するスラスト板を有し、前記固定軸の外周面またはスリーブ内周面の少なくともいずれか一方にラジアル側動圧発生溝を有し、前記フランジ部材又はスラスト板の互いに対向する面のいずれか一方の面にスラスト側動圧発生溝を有し、これら前記ラジアル側動圧発生溝及びスラスト側動圧発生溝の溝部には潤滑剤が保持され、前記ケースにはモータステータが、また前記ハブにはモータロータを有し、前記スリーブの開放端部のスリーブ内周面にヘリカル溝を有し、前記スリーブ内周面は潤滑剤で充満された流体軸受装置。

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