特許
J-GLOBAL ID:200903060902786587
ブタ由来α1→6フコシルトランスフェラーゼ
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-010365
公開番号(公開出願番号):特開平9-201191
出願日: 1996年01月24日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ブタ由来の新規な理化学的性質を有する糖転移酵素、α1→6フコシルトランスフェラーゼを提供する。【解決手段】 GlcNAcβ1→2Manα1→6(GlcNAcβ1→2Manα1→3)Manβ1→4GlcNAcβ1→4GlcNAc-R(Rはペプチド鎖のアスパラギン残基を示す)を受容体として、GDP-フコースから、GlcNAcβ1→2Manα1→6(GlcNAcβ1→2Manα1→3)Manβ1→4GlcNAcβ1→4(Fucα1→6)GlcNAc-Rを生成し、至適pHが7.0であり、非還元条件下のSDS-PAGEで、分子量約60,000を示すブタ脳から得られる新規α1→6フコシルトランスフェラーゼ。
請求項(抜粋):
下記理化学的性質を有するブタ由来α1→6フコシルトランスフェラーゼ。(1)作用:GDP-フコースのフコース(Fuc)を、GlcNAcβ1→2Manα1→6(GlcNAcβ1→2Manα1→3)Manβ1→4GlcNAcβ1→4GlcNAc-R(Rはペプチド鎖のアスパラギン残基を示す)受容体の、最もペプチド鎖に近いGlcNAcの6位の水酸基に転移し、GlcNAcβ1→2Manα1→6(GlcNAcβ1→2Manα1→3)Manβ1→4GlcNAcβ1→4(Fucα1→6)GlcNAc-Rを生成する。(2)至適pH:至適pHは、7.0である。(3)pH安定性:4°C、5時間の処理で、pH4.0〜10.0の範囲で安定である。(4)至適温度:至適作用温度は、30〜37°Cである。(5)阻害、活性化:活性の発現に、2価金属イオンを要求せず、また、5mM EDTA存在下においても活性は阻害されない。(6)分子量:約60,000(SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動)を示す。
前のページに戻る