特許
J-GLOBAL ID:200903060926223966

低サイクル疲労強度に優れた肌焼鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 植木 久一 ,  菅河 忠志 ,  二口 治 ,  伊藤 浩彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-040872
公開番号(公開出願番号):特開2007-217761
出願日: 2006年02月17日
公開日(公表日): 2007年08月30日
要約:
【課題】高負荷または衝撃的な負荷が生じる歯車等の機械構造部品の素材として、低サイクル疲労強度を飛躍的に改善することのできる肌焼鋼を提供する。【解決手段】本発明の肌焼鋼は、所定の化学成分組成を満たし、下記(1)式で規定される指数D1が50〜350の範囲にあると共に、抽出残渣法によって得られる0.6μmメッシュ以下の、NbおよびTiの少なくともいずれかを含む単独析出物残渣若しくは複合析出物残渣中のNbおよびTiの合計含有量が0.008%以上である。 D1=(36.0×[C]+1.8)×(3.5×[Mn]+0.9) ×(2.2×[Cr]+1.0) ...(1) 但し、[C],[Mn]および[Cr]は、夫々C,MnおよびCrの含有量(質量%)を示す。【選択図】図1
請求項(抜粋):
質量%で、 C:0.10〜0.30%、 Si:0.03〜1.50%、 Mn:0.20〜1.80%、 P :0.030%以下(0%を含まない)、 S :0.030%以下(0%を含まない)、 Cr:0.30〜2.50%、 Al:0.080%以下(0%を含なまい)、 Nb:0.05〜0.30%、 Ti:0.05〜0.10%、 B :0.0005〜0.0050%、 N :0.0150%以下(0%を含まない)、 O :0.0040%以下(0%を含まない)、 を満たし、残部はFeおよび不可避不純物からなり、下記(1)式で規定される値D1が50〜350の範囲にあると共に、抽出残渣法によって得られる0.6μmメッシュ以下の、NbおよびTiの少なくともいずれかを含む単独析出物残渣若しくは複合析出物残渣中に含まれるNbおよびTiの合計含有量が0.008%以上であることを特徴とする低サイクル疲労強度に優れた肌焼鋼。 D1=(36.0×[C]+1.8)×(3.5×[Mn]+0.9) ×(2.2×[Cr]+1.0) ...(1) 但し、[C],[Mn]および[Cr]は、夫々C,MnおよびCrの含有量(質量%)を示す。
IPC (3件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/38 ,  C22C 38/60
FI (3件):
C22C38/00 301N ,  C22C38/38 ,  C22C38/60
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開昭61-253346号公報、特許請求の範囲等
  • 特開平1-247561号公報、特許請求の範囲
  • 特許第2090957号公報 特許請求の範囲等
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審査官引用 (1件)

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