特許
J-GLOBAL ID:200903060944450082

燃料遮断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 五十嵐 孝雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-315759
公開番号(公開出願番号):特開平6-147045
出願日: 1992年10月30日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】 燃料タンク内圧の降圧調整とタンク外部への燃料の流出回避とを行なう燃料遮断装置の構成を簡略化する。【構成】 正圧弁機構30は、正圧バルブ体34の外側突起37が底部平面39に着座するよう正圧用スプリング31により付勢されており、正圧バルブ体34を挟んだ圧力の均衡により開弁圧P1にて開閉する。一方、安全弁機構60は、安全弁シール体61のシール突起62が上部平面63に着座するよう、外側突起37と底部平面39との着座を通して正圧用スプリング31により付勢されている。そして、安全弁シール体61を挟んだ圧力の開閉により、開弁圧P2にて開閉する。正圧バルブ体34の受圧面積S1,安全弁シール体61の受圧面積S2は、燃料タンク内圧がP1となったとき、正圧弁機構30では圧力の均衡が開弁側に崩れ安全弁機構60では開弁側に崩れないよう定められている。
請求項(抜粋):
燃料タンクに配置され、該燃料タンクからの燃料蒸気の通気を行なうとともに、外部機器への燃料液の流出を遮断する燃料遮断装置であって、前記燃料タンク内の燃料蒸気および燃料液が流入可能な下室と、区画壁により該下室と区画されて形成され、前記外部機器と接続される接続ポートを有する上室と、該上室側に上下動自在に収納され、前記上室を燃料蒸気の通気を可能にして上下の空間に分割する上室分割板と、該上室分割板に設けられ、前記分割された前記上室における上方の空間と前記下室とに亘る燃料蒸気通路を形成する蒸気通路形成部材と、前記下室内に収納され、前記下室に流入する燃料により浮上することで前記燃料蒸気通路を閉鎖するフロートバルブと、前記燃料蒸気通路を前記上室分割板の上面を着座面として開閉する弁体を有し、前記上方の空間に配置されたスプリングの付勢力を前記着座面に向けて受けるとともに前記燃料蒸気通路を通して前記燃料タンク内圧を受圧し、前記弁体を挟んだ圧力の均衡により開閉する正圧弁と、前記区画壁の上面を着座面とするよう前記上室分割板又は蒸気通路形成部材に設けられた弁体を有し、前記正圧弁の弁体の前記上室分割板上面への着座を通して前記スプリングの付勢力を前記着座面に向けて受けるとともに前記区画壁に形成された内外室連通孔を通して前記燃料タンク内圧を受圧し、前記弁体を挟んだ圧力の均衡により前記内外室連通孔を開閉する安全弁とを備え、前記正圧弁の弁体の前記燃料タンク内圧の受圧面積と前記安全弁の弁体の前記燃料タンク内圧の受圧面積とを、前記正圧弁の受圧面積を前記安全弁の受圧面積より大きくして定めたことを特徴とする燃料遮断装置。
IPC (3件):
F02M 37/00 301 ,  B60K 15/01 ,  F16K 24/00

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