特許
J-GLOBAL ID:200903061058758056

多極イオンガイドを用いた質量分光測定法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金倉 喬二
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-528994
公開番号(公開出願番号):特表2002-502085
出願日: 1999年01月22日
公開日(公表日): 2002年01月22日
要約:
【要約】【課題】 多極イオンガイドを用いた質量分光測定法【解決手段】 1つ以上のセグメント(1、2、3、4)で構成され、高圧真空領域(72)中に位置する多極イオンガイド(6)を質量/電荷選択モードやイオンフラグメンテーションモードで操作する。個々の多極イオンガイドが、各多極イオンガイド同士間には電極が構成されていない線形アセンブリ中に取り付けられる。線形アセンブリ中に取り付けられた各多極イオンガイドの少なくとも1部は高背景圧力を持つ真空領域中に常駐している。少なくとも1つのイオンガイド(4)を、1つの真空段(72)から別の真空段(73)に連続的に延長するように構成することができる。RF電圧源、+/-DC電圧源及び永年周波数電圧源の個々の集合が、各多極イオンガイドのロッドに対する電位となり、これによって、イオン伝送、イオントラッピング、質量/電荷選択及びイオンフラグメンテーションなどの機能を各位オンガイド中で互いに独立に動作させることができる。多極イオンガイドの線形アセンブリの1部に沿ってより高い背景圧力が存在するために、1つの多極イオンガイドから隣接するイオンガイドにイオンを軸方向に加速することによって、三重四極の機能に類似した、イオンの衝突誘導解離(CID)によるフラグメンテーションが可能となる。代替例では、イオンは、3次元四極イオントラップ中でのイオンのフラグメンテーション動作に類似した共振周波数励起CIDを用いて1つ以上の多極イオンガイド中でフラグメント化することができる。
請求項(抜粋):
(a)実質的に大気圧で動作してサンプル物質からイオンを発生させるイオン発生源と; (b)少なくとも2つの真空段であり、前記真空段の各々が、気体をポンプして部分的真空を発生させ、前記真空の第1の真空段が、前記イオン発生源によって発生された前記イオンが前記イオン発生源から脱出して前記第1の真空段中に入るようなものであり、前記真空段が、前記イオンが前記真空段のシーケンス中を移動できるように互いに連通している、少なくとも2つの真空段と; (c)前記真空段の内の少なくとも1つの中に位置する質量分析器/検出器と; (d)複数の極を有する多極イオンガイドであり、前記多極イオンガイドが少なくとも1つのセグメントを有し、前記多極イオンガイドが、前記多極イオンガイドが前記1つの真空段中で始まり、前記真空段のシーケンス中の少なくとも1つの後続真空段中に延長するように複数の真空段中に位置する、多極イオンガイドと; (e)前記多極イオンガイドの少なくとも1つのセグメントが高圧力で質量選択を実行することが可能であり; (f)前記多極イオンガイドの前記極に電圧を印加する手段と;を備える、化学種を分析する装置。
Fターム (1件):
5C038JJ06

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