特許
J-GLOBAL ID:200903061104816660

廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置及び乾留熱分解反応器の加熱方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉本 丈夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-182818
公開番号(公開出願番号):特開2000-015212
出願日: 1998年06月29日
公開日(公表日): 2000年01月18日
要約:
【要約】【課題】 廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼処理に於いて、乾留熱分解に必要とする外部燃料の消費量を減少させると共に、廃棄物加熱用熱源装置の補修時に於けるプラント全体の運転停止が、避けられるようにする。【解決手段】 加熱管11内へ加熱ガスKを流通させることにより廃棄物Cを加熱乾留し、熱分解ガスGと熱分解残滓Dとを生成するようにした廃棄物の乾留熱分解反応器2に於いて、熱分解ガスG1 の燃焼により生じた燃焼ガスYにより蓄熱体42を加熱したあと、当該蓄熱体42の蓄熱により空気K0 を加熱して高温空気K1 を生成し、当該高温空気K1 と化石燃料46の燃焼により生じた高温燃焼ガスK2 とを混合して所定温度の加熱ガスKを形成し、この加熱ガスKを加熱管11内へ流通させる。
請求項(抜粋):
廃棄物を乾留熱分解して熱分解ガスと熱分解残滓にする乾留熱分解反応器と、化石燃料を燃焼させ、発生した燃焼ガスを乾留熱分解反応器へ加熱ガスとして供給する熱風発生炉と、熱分解ガスと熱分解残滓の細粒を溶融燃焼させる溶融燃焼装置と、溶融燃焼装置の燃焼熱を回収する廃熱ボイラと、廃熱ボイラからの燃焼排ガスを清浄化するガス浄化装置とを備えた廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置に於いて、前記乾留熱分解反応器からの熱分解ガスの一部を燃焼させる熱分解ガス燃焼炉と、前記熱分解ガス燃焼炉からの燃焼ガスにより加熱される蓄熱体を備え、この蓄熱体の熱により加熱した高温空気を熱風発生炉からの高温燃焼ガスと共に乾留熱分解反応器へ供給する並列状に連結された複数の蓄熱式空気加熱器と、前記複数の蓄熱式空気加熱器へ空気を供給する押込ファンと、前記複数の蓄熱式空気加熱器から燃焼ガスを導出すると共に熱分解ガス燃焼炉へ熱分解ガスを導入し、導出した燃焼ガスを廃熱ボイラの入口側へ排出する誘引ファンと、前記複数の蓄熱式空気加熱器の燃焼ガス及び空気の入口側又は出口側に設けられ、複数の蓄熱式空気加熱器を燃焼ガスによる蓄熱体の加熱状態と蓄熱体の熱による空気の加熱状態に交互に切換えるダンパー装置と、前記乾留熱分解反応器の加熱管を通して加熱ガスを循環流通させる循環ファンとから成る加熱ガス供給装置Aを設け、熱風発生炉からの高温燃焼ガスと、熱分解ガスの燃焼熱を加熱源として交互に空気を加熱する複数の蓄熱式空気加熱器からの高温空気との混合ガスを廃棄物の加熱ガスとして乾留熱分解反応器へ供給する構成としたことを特徴とする廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置。
IPC (3件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB ,  F23G 5/027 ZAB
FI (4件):
B09B 3/00 302 F ,  F23G 5/027 ZAB Z ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 302 G
Fターム (11件):
3K061AA07 ,  3K061AA23 ,  3K061AB02 ,  3K061AB03 ,  3K061BA01 ,  3K061BA06 ,  3K061CA01 ,  3K061CA07 ,  3K061FA10 ,  3K061FA21 ,  3K061FA24

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