特許
J-GLOBAL ID:200903061158754678

3相PWMインバータの出力電圧制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-048128
公開番号(公開出願番号):特開平8-251987
出願日: 1995年03月08日
公開日(公表日): 1996年09月27日
要約:
【要約】【目的】PWMインバータの出力電圧制御系における電圧帰還信号に対し、この帰還信号の通過する低域フィルタの周波数特性に起因する振幅及び位相両者の補償を行い、電圧制御精度の向上を図る。【構成】パルス状電圧波形列をなすインバータ11の出力検出電圧VI を受ける低域フィルタ1と、これを通過した電圧信号VF をインバータ出力の基本波角周波数ωで回転する直交座標系上の2相電圧信号Vfd1 とVfq1 とに変換するベクトル回転演算回路2と、Vfdo =Vfd1 -ωTC ・Vfq1 ,Vfqo =Vfq1+ωTC ・Vfd1 の両演算を行う電圧補正演算回路3とを設け、前記のVfdo とVfqo とを以て所要の補償が完了した電圧帰還信号となし,V/F変換回路5による2相電圧指令信号Vds,Vqsとそれぞれ所要の比較演算を行うことにより、インバータの出力電圧制御系における電圧制御精度を向上させる。
請求項(抜粋):
PWM制御される3相電圧形インバータに関し負帰還制御されるその出力電圧の制御方法であって、前記インバータの3相出力電圧の検出信号を入力とする低域フィルタと、このフィルタの出力する3相電圧信号を,d軸及びq軸の両直交軸より成り前記インバータ出力電圧の基本波角周波数で回転する直交座標系の2相電圧信号に変換する3相/2相変換手段と、この座標変換手段の出力する2相電圧信号それぞれに対し,入力周波数の増大と共にそのゲインの低下と位相の遅れ増大とを来す前記フィルタの周波数特性に対応して,振幅及び位相両者に関する補償演算をなす電圧補正演算手段と、前記インバータに対する出力周波数指令信号を受けてこれに対応する出力電圧指令値を演算すると共に,この電圧指令値を前記直交座標系の2相電圧指令信号に換算するV/F変換手段と、このV/F変換手段による電圧指令信号と前記電圧補正演算手段による出力電圧帰還信号との前記2相電圧状態での加減演算と共に,この加減演算結果に対する所定制御特性の付与をなす電圧調節手段と、この電圧調節手段の出力信号を前記インバータ出力電圧の属する3相座標系における3相制御信号に2相/3相変換すると共に,この3相制御信号に従うPWM演算をなしその結果を前記インバータに与えるPWM演算手段と、を設け、前記インバータの3相出力電圧制御系における電圧帰還値の振幅及び位相の補償と,所定補償後の前記電圧帰還値とその指令値との比較演算等を前記直交座標系の2相電圧状態において行うことを特徴とする3相PWMインバータの出力電圧制御方法。
IPC (4件):
H02P 7/63 302 ,  H02P 7/63 ,  H02M 7/48 ,  H02P 21/00
FI (4件):
H02P 7/63 302 K ,  H02P 7/63 302 G ,  H02M 7/48 F ,  H02P 5/408 A

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