特許
J-GLOBAL ID:200903061169368869

高感度の免疫クロマトグラフィーアッセイ法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 清水 初志 ,  橋本 一憲 ,  新見 浩一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-584715
公開番号(公開出願番号):特表2005-522698
出願日: 2003年04月10日
公開日(公表日): 2005年07月28日
要約:
流体試料中の関心対象の分析物の量を定量的に測定する方法、およびこの方法に有用なキットを開示する。この方法は、投入点、試料捕捉ゾーン、および対照捕捉ゾーンを有する膜を含む固相装置を提供する段階(試料捕捉領域は接触領域と対照捕捉ゾーンの間に位置する);ならびに分析物結合粒子の集団または分析物被覆粒子の集団を含む試料採取装置を提供する段階を含む。このアッセイ法では、流体試料を試料採取装置に導入し、結果として得られた混合物を膜の投入点に投入する。この流体は、毛管作用によってアッセイ法の成分を、試料捕捉ゾーンの方向へ輸送し、また同ゾーンを通過させ、続いて対照捕捉ゾーンの方向へ輸送し、また同ゾーンを通過させる。流体試料に含まれる分析物の量は、例えば、試料捕捉ゾーンに含まれる粒子の量と対照捕捉ゾーンに含まれる粒子の量の比として決定することが可能な、補正後の粒子の量に比例する(例えば正比例または反比例する)。
請求項(抜粋):
以下の段階を含む、流体試料中の関心対象の分析物の量を定量的に測定する方法であって、流体試料中の関心対象の分析物の量が、補正後の分析物結合粒子の量に正比例する方法: a)投入点、試料捕捉ゾーン、および対照捕捉ゾーンを含む膜ストリップを含む固相装置を提供する段階であって、試料捕捉ゾーンが接触領域と対照捕捉ゾーンの間に位置する段階; b)分析物結合粒子の集団を含む試料採取装置を提供する段階であって、分析物結合粒子が分析物結合剤で被覆される段階; c)i)流体試料を試料採取装置に導入し、混合流体試料を作製し、続いて緩衝液を混合流体試料に導入する段階;ii)緩衝液を試料採取装置に導入し、続いて流体試料を導入する段階;またはiii)固体を緩衝液中に導入し続いて流体試料を試料採取装置に導入することによって流体試料を形成する段階のいずれかであって、これにより、接触状態の分析物結合粒子を含む、緩衝された混合流体試料を作製する段階; d)緩衝された混合流体試料を、膜ストリップの投入点に投入する段階; e)流体が毛管作用によって、接触状態の分析物結合粒子をストリップを介して試料捕捉ゾーンに向けておよび通過して輸送でき(ここで試料捕捉用試薬は試料捕捉ゾーンに固定されている)、かつ、接触状態の分析物結合粒子が試料捕捉用試薬と結合できる条件下で、膜ストリップを維持する段階; f)試料中の流体が毛管作用によって、接触状態の分析物結合粒子をストリップを介して対照捕捉ゾーンに向けておよび通過して輸送でき(ここで対照捕捉用試薬は対照捕捉ゾーンに固定されている)、かつ、接触状態の分析物結合粒子が対照捕捉用試薬と結合できる条件下で、膜ストリップをさらに維持する段階; g)試料中の流体が毛管作用によって、試料捕捉用試薬にも対照捕捉用試薬にも結合していない任意の接触状態の分析物結合粒子を対照捕捉ゾーンを超えて輸送できる条件下で、膜ストリップをさらに維持する段階; h)試料捕捉ゾーンにおける接触状態の分析物結合粒子の量、および対照捕捉ゾーンにおける接触状態の分析物結合粒子の量を決定する段階;ならびに i)試料捕捉ゾーンにおける分析物結合粒子の量、および対照捕捉ゾーンにおける分析物結合粒子の量から、補正後の分析物結合粒子の量を決定する段階。
IPC (7件):
G01N33/543 ,  G01N21/78 ,  G01N33/18 ,  G01N33/24 ,  G01N33/545 ,  G01N33/552 ,  G01N33/569
FI (9件):
G01N33/543 521 ,  G01N21/78 C ,  G01N21/78 Z ,  G01N33/18 Z ,  G01N33/24 B ,  G01N33/545 A ,  G01N33/552 ,  G01N33/569 F ,  G01N33/569 L
Fターム (9件):
2G054AA02 ,  2G054AA03 ,  2G054AA04 ,  2G054AB04 ,  2G054CA20 ,  2G054CA23 ,  2G054CE02 ,  2G054EA03 ,  2G054EA06
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平4-230857
  • 特開平3-209166
  • 特開平4-230857
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引用文献:
審査官引用 (2件)
  • Alzheimer's Reports, 2000, 3(3), 155-159
  • Alzheimer's Reports, 2000, 3(3), 155-159

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