特許
J-GLOBAL ID:200903061192607048

プラズマディスプレイパネルの駆動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩橋 文雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-062764
公開番号(公開出願番号):特開2000-259117
出願日: 1999年03月10日
公開日(公表日): 2000年09月22日
要約:
【要約】【課題】 書き込み期間に先立つプライミングパルスと維持期間の後の消去パルスを印加した際に発生する放電によってパネル全体が発光しコントラストを低下させ、高精細化で走査線数が増加し駆動パルスが高速化するため放電のマージンが狭まり誤放電が起こり、全放電セルを正常に駆動できなかった。【解決手段】 書き込み期間に先立つセットアップ期間の初期化パルスに少なくとも2段階以上の傾斜を有するパルス波形を用い、維持期間における駆動電圧と独立した電圧値に設定することで、不要な放電による発光を抑制し且つセットアップ期間を短縮化し、各期間における最適駆動電圧に設定でき、放電遅れを抑制して書き込み不良を抑制して、高精細で非常に高画質なPDPを実現する。
請求項(抜粋):
第1のパネル基板と第2のパネル基板が間隙をおいて互いに平行に配設され、前記第2のパネル基板と対向する前記第1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数の電極枝からなる第1電極群及び複数の電極枝からなる第2電極群が互いの電極枝を平行に隣接させた状態で配設され、前記第1のパネル基板と対向する前記第2のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の電極枝からなる第3電極群が配設され、前記間隙は、隔壁群で仕切られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されているプラズマディスプレイパネルに対して、サブフィールド毎にセットアップ期間,アドレス期間及び放電維持期間を有するフィールド内時分割階調表示方式によって駆動させるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、前記第1の電極群にパルス電圧を印加してセットアップするセットアップ部と、第1電極群にパルス電圧を順次印加しながら、第3電極群の中の選択された電極にパルス電圧を印加して、誘電体層の選択された箇所に壁電荷を蓄積するアドレス部と、第1電極群と第2電極との間にパルス電圧を印加して放電維持を行う放電維持部と、第1電極群と第2電極との間にパルス電圧を印加して放電を停止させる消去部を有し、前記セットアップ部で印加するパルス波形は、放電維持部において第1電極群と第2電極との間に印加するパルス電圧Vsus以上且つ放電開始電圧V1未満の電圧Vst1まで10μsec以下の時間で立ち上がらせた後、9V/μsec以下の傾斜で、放電開始電圧V1以上の電圧Vst2まで上昇させる区間と、その後、Vst1まで10μsec以下の時間で下降させた後、9V/μsec以下の傾斜で0Vまで下降させる100〜250μsecの区間とを有するものであって、セットアップの期間が360μsec以下に設定されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
Fターム (15件):
5C080AA05 ,  5C080BB05 ,  5C080CC03 ,  5C080DD08 ,  5C080DD09 ,  5C080EE29 ,  5C080EE30 ,  5C080FF12 ,  5C080GG02 ,  5C080GG08 ,  5C080HH02 ,  5C080HH04 ,  5C080JJ04 ,  5C080JJ05 ,  5C080JJ06

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