特許
J-GLOBAL ID:200903061193338261

環状オレフィン系共重合体組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-014294
公開番号(公開出願番号):特開平6-228377
出願日: 1993年01月29日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】【構成】 本発明の環状オレフィン系共重合体組成物は、特定の環状オレフィン系ランダム共重合体[A]と特定の環状オレフィン系ランダム共重合体[B]とが、特定の割合で、有機過酸化物および必要に応じてラジカル重合性多官能単量体の存在下に、特定の反応度となるように、ラジカル的に反応をさせてなる組成物である。【効果】 本発明の環状オレフィン系共重合体組成物は、耐熱性、耐薬品性、剛性などに優れるとともに、透明性および耐衝撃性にも優れている。
請求項(抜粋):
[A](i)炭素数2以上のα- オレフィンと、(ii)下式[I]または[II]で表わされる、少なくとも一種の環状オレフィンと、必要に応じて、(iii) ジエン系化合物とを共重合して得られ、135°Cのデカリン中での極限粘度[η]が0.1〜5.0dl/gであり、DSCにより測定したガラス転移温度(Tg)が70〜200°Cである環状オレフィン系ランダム共重合体:60〜99重量% と、[B](i)炭素数2以上のα- オレフィンと、(ii)下式[I]または[II]で表わされる、少なくとも一種の環状オレフィンと、必要に応じて、(iii) ジエン系化合物とを共重合して得られ、135°Cのデカリン中での極限粘度[η]が0.1〜10.0dl/gであり、DSCにより測定したガラス転移温度(Tg)が-30°C〜10°Cである環状オレフィン系ランダム共重合体:1〜40重量%とを、有機過酸化物および必要に応じてラジカル重合性多官能単量体の存在下に、ラジカル的に反応させて得られ、荷重2.16kgで測定した、260°Cにおける該組成物のメルトフローレート[MFR(1)]と、[A]成分と[B]成分を、組成物を構成する重量比と同一の重量比でブレンドした場合のメルトフローレート[MFR(2)]との間に、下記式(1)の関係が成り立つことを特徴とする環状オレフィン系共重合体組成物; 0.001 ≦ MFR(1)/MFR(2) ≦ 0.5 式(1)【化1】(ただし、上記式[I]において、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1であり、R1 〜R18ならびにRa およびRb は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基であり、R15〜R18は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよく、また、R15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい)、【化2】(ただし、上記式[II]において、pおよびqは0または正の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1 〜R19は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9 またはR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは直接あるいは炭素数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また、n=m=0のときR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい)。
IPC (2件):
C08L 23/02 LCD ,  C08L 45/00 LKB

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