特許
J-GLOBAL ID:200903061219015016

パッファ形ガス遮断器及びその操作方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-100227
公開番号(公開出願番号):特開平10-294045
出願日: 1997年04月17日
公開日(公表日): 1998年11月04日
要約:
【要約】【課題】パッファ形ガス遮断器の遮断時にアークに吹き付けるガスの量を増加させるとともに、流速を高くして遮断性能を向上させること。【解決手段】固定アーク接触子1と、可動アーク接触子2と、可動アーク接触子2とともに変位するパッファシリンダ4と、可動アーク接触子2の先端を囲む絶縁ノズル6とを設けておき、可動アーク接触子2を投入位置から遮断位置まで変位させる過程で、可動アーク接触子2がピストン移動方向切換え位置に到達するまでの間はピストン12を可動アーク接触子と同じ方向に変位させてパッファシリンダ内の容積の減少を抑え、可動アーク接触子2がピストン移動方向切換え位置を越えた後にピストン12を可動アーク接触子と反対方向に移動させてパッファシリンダ内の容積を縮小させる。
請求項(抜粋):
固定アーク接触子と、前記固定アーク接触子の軸線方向に沿って変位し得るように設けられて前記固定アーク接触子に接触した状態になる投入位置と前記固定アーク接触子から開離した状態になる遮断位置との間を変位させられる可動アーク接触子と、前記可動アーク接触子と連動するように設けられていて該可動アーク接触子の変位に伴って該可動アーク接触子と同方向に変位させられるパッフアシリンダと、前記パッファシリンダ内に嵌合されたピストンと、前記可動アーク接触子の先端側に該可動アーク接触子と中心軸線を共有した状態で配置された絶縁ノズルとを備えて、前記可動アーク接触子が固定アーク接触子から離れた際に生じるアークに、前記パッファシリンダ内から前記絶縁ノズルの内側を通して流出させたガスを吹き付けることによりアークを消滅させるパッファ形ガス遮断器の操作方法において、前記ピストンは、前記パッファシリンダ内の容積を最大にする後退位置と該パッファシリンダ内の容積を最小にする前進位置との間を前記パッファシリンダ内で往復変位し得るように設けておき、前記可動アーク接触子の投入位置と遮断位置との間のストロークの途中にピストンの移動方向を切り換えるピストン移動方向切換え位置を設定しておき、前記可動アーク接触子が前記投入位置からピストン移動方向切換え位置まで変位する過程では前記ピストンのパッファシリンダに対する相対位置を前記後退位置付近に保持した状態で該ピストンを前記可動アーク接触子と同方向に移動させ、 前記可動アーク接触子が前記ピストン移動方向切換え位置を越えて前記遮断位置まで変位する過程で前記ピストンを可動アーク接触子と反対方向に移動させて該ピストンを前記前進位置まで変位させ、前記可動アーク接触子が遮断位置から投入位置まで変位する過程で前記ピストンを後退位置に復帰させることを特徴とするパッファ形ガス遮断器の操作方法。

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