特許
J-GLOBAL ID:200903061220574479

ブライン式空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-245065
公開番号(公開出願番号):特開平10-086654
出願日: 1996年09月17日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】 ブラインを室内冷却器に循環して、室内の冷房を行うブライン式空調装置において、ブラインを冷却する冷凍サイクルの省エネルギーを図る。【解決手段】 冷媒として可燃性ガスを用いてブラインを冷却する冷凍サイクル2と、このブラインが循環するブライン回路10と、エンジン9にて加熱された温水が循環する温水回路22と、車室内前部を空調する前部ユニット13と、車室内後部を空調する後部ユニット14とを備える。前部ユニットにはブラインにより空調空気を冷却する冷却器15と温水により空調空気を加熱する加熱器17と送風機16とを備え、後部ユニットには、ブラインにより空調空気を冷却するとともに、温水により空調空気を加熱することが可能な冷却・加熱兼用の空調熱交換器18と送風機19とを備える。低温側の温度調整は、加熱器17による加熱量を零にし、冷凍サイクル2の能力可変によりブライン温度を可変する。
請求項(抜粋):
冷媒として可燃性ガスを循環させ、ブライン-冷媒熱交換器(7)にて、冷媒をブラインから吸熱して蒸発させる冷凍サイクル(2)と、前記ブライン-冷媒熱交換器(7)にて冷却されたブラインが循環するブライン回路(10)と、温水源(9)にて加熱された温水が循環する温水回路(22)と、室内の第1区域を空調する第1空調ユニット(13)と、室内の第2区域を空調する第2空調ユニット(14)と、前記第1空調ユニット(13)に設けられ、前記ブライン回路(10)のブラインにより空調空気を冷却する冷却器(15)と、前記第1空調ユニット(13)において前記冷却器(15)の空気下流側に配置され、前記温水回路(22)の温水により空調空気を加熱する加熱器(17)と、前記第1空調ユニット(13)に設けられ、空調空気を送風する送風機(16)と、前記第2空調ユニット(14)に設けられ、前記ブライン回路(10)のブラインにより空調空気を冷却するとともに、前記温水回路(22)の温水により空調空気を加熱することが可能な冷却・加熱兼用の空調熱交換器(18)と、前記第2空調ユニット(14)に設けられ、空調空気を送風する送風機(19)とを備え、前記室内への目標吹出空気温度が所定温度より低いときは、前記冷凍サイクル(2)の能力を可変して、前記ブライン回路(10)のブラインの温度を可変することにより、前記第1空調ユニット(13)および前記第2空調ユニット(14)の低温側の温度制御を行い、前記室内への目標吹出空気温度が前記所定温度以上に上昇した後は、前記第1空調ユニット(13)では、前記加熱器(17)の加熱量を制御して高温側の温度制御を行い、一方、前記第2空調ユニット(14)では、前記空調熱交換器(18)への流入媒体を前記ブライン回路(10)のブラインと前記温水回路(22)の温水との間で切り替えるとともに、この流入媒体の流量を調整することにより高温側の温度制御を行うことを特徴とするブライン式空調装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭58-211907

前のページに戻る