特許
J-GLOBAL ID:200903061228435621

車両用プロペラシャフト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-234914
公開番号(公開出願番号):特開平7-091458
出願日: 1993年09月21日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 バーフィールドジョイントをインナ駆動で車両用プロペラシャフトに用いる場合に、ボールロックを抑制しつつボールのはさみ角を小さくして発熱量を低減する。【構成】 インナ溝38およびアウタ溝40のうちボールロックが生じ易い基端側部分38r,40rを、点c,dを曲率中心とする円弧形状とすることにより、オフセット位置a,bを曲率中心とする円弧形状を成す先端側部分38f,40fよりも曲率半径を小さくし、基端側部分38r,40rがボール14に接する時のはさみ角が大きくなるようにした。はさみ角が大きくなるとボール14を押し出そうとする力が強くなり、摩擦を小さくするためにオフセット位置a,bの変更などではさみ角を全体的に小さくしても、ボールロックが抑制される。
請求項(抜粋):
インナレースおよびアウタレースと、該インナレースおよびアウタレースの各々の軸心上に位置する共通のジョイント中心点を中心として、該インナレースおよびアウタレースにそれぞれ設けられた球面状のインナ外周面およびアウタ内周面と、前記インナレースおよびアウタレースの各々の軸心上において前記ジョイント中心点からそれぞれ先端側へ所定距離だけ離間したオフセット位置を曲率中心として略円弧形状を成すように、前記インナ外周面およびアウタ内周面にそれぞれ軸心方向に形成された複数のインナ溝およびアウタ溝と、該複数のインナ溝およびアウタ溝によって形成される複数の空間内にそれぞれ配設され、前記アウタレースの先端側へ向かうに従って広くなる所定のはさみ角で挟まれた状態で回転力を伝達する複数のボールと、前記インナ外周面とアウタ内周面との間に摺動可能に配設されて前記複数のボールを位置決めするケージとを有するバーフィールドジョイントを、推進力が前記インナレース側からアウタレース側へ伝達されるように用いた車両用プロペラシャフトであって、前記インナ溝およびアウタ溝のうち、前記ボールが前記アウタレースの内部へ入り込む方向の移動端付近で該ボールと接する各々の軸心方向の基端側部分を、前記オフセット位置を曲率中心とする円弧形状の場合より前記はさみ角が大きくなる形状としたことを特徴とする車両用プロペラシャフト。
IPC (2件):
F16D 3/224 ,  B60K 17/22

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