特許
J-GLOBAL ID:200903061252873117

リブ溝加工方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-274308
公開番号(公開出願番号):特開平6-126522
出願日: 1992年10月13日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】 金型用ワーク等の加工におけるリブ溝を深さ、長さ等の寸法上の制約無く、バイトのヘール加工法に基づく略直線動作で簡単に削成する方法と装置を提供する。【構成】 金型加工用ワークWにリブ溝Rの最小溝幅と同幅寸法又は溝幅より小さい幅寸法を有した薄い切れ刃幅と刃丈の高い切削バイト30を用い、ヘールバイトホルダ形のバイトホルダ12で保持することにより、ワークWに対する相対的な直線的な切削動作で溝加工を遂行し、このとき、切削抵抗をスリット18を有したバイトホルダ12で弾性的に受承しながら三次元空間における二軸方向の送り動作を組合せた送り制御により、複合的な直線動作も遂行させ、以てリブ溝Rの傾斜壁面9a、9bも簡単に直線加工し、良好な加工仕上げ面を有するリブ溝の加工を達成する構成とした。
請求項(抜粋):
金型用ワークに開口幅が長さ方向に所定の傾斜角度で漸減する抜き勾配を有するリブ溝を、該リブ溝の最小幅寸法以下の切れ刃幅を有し、正面、側面切れ刃を備えた切削バイトの該ワークに対する相対的直線運動によって切削加工するリブ溝加工方法であって、(イ)前記切削バイトを所定の加工始点から前記金型用ワークのリブ溝の奥行き深さ方向に所定量の切込みを付与し、(ロ)前記切削バイトを前記リブ溝の長さ方向に相対的に所定の終端まで直線下降動作させて前記ワークに前記切込み量に応じた直線溝を削成し、削成後に該終端から前記所定の加工始点へ復帰動作させ、(ハ)前記所定の加工始点から前記溝幅方向における一方の方向に所定量の送りを付与すると共に前記金型用ワークのリブ溝の奥行き深さ方向に所定量の切込みを付与し、(ニ)前記切削バイトを長さ方向に前記直線溝の前記終端を目指して前記所定の傾斜角度に対応して直線的に斜行直線動作させることにより、前記直線溝の片側壁を傾斜壁に削成し、削成後に該切削バイトを前記終端から前記加工始点へ復帰させ、(ホ)次いで該加工始点から前記溝幅方向における他の方向に所定量の送りを付与すると共に前記金型用ワークのリブ溝の奥行き深さ方向に所定量の切込みを付与し、(ヘ)前記切削バイトを長さ方向に前記終端を目指して前記所定の傾斜角度に対応して直線的に斜行直線動作させることにより、前記直線溝の他の片側壁を傾斜壁に削成し、その後該切削バイトを前記終端から前記加工始点へ復帰させ、(ト)その後、上記(イ)から(へ)のステップを繰り返すことによって前記奥行き深さ寸法が目標深さになるまで切削加工することを特徴とするリブ溝加工方法。
IPC (2件):
B23D 3/00 ,  B23D 13/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-149115
  • 特開平3-136743

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