特許
J-GLOBAL ID:200903061265911115

非水電解液二次電池

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-105869
公開番号(公開出願番号):特開平7-282798
出願日: 1994年04月08日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 この発明は、スピネル系リチウムマンガン酸化物を正極活物質とする非水電解液二次電池のサイクル特性を改善しようとするものである。【構成】 本発明では、正極の活物質材料に一般式Li[Mn2-XLiX]O4(0.020≦x≦0.081)で示されるスピネル系リチウムマンガン酸化物を使用する。正極活物質は充電されるとLi3X[Mn2-XLiX]O4となり、その時点で結晶中の全てのマンガンはMn4+であり、結晶中にMn3+は存在しないので、正極活物質の結晶構造変化が生じにくい。また活物質中の全てマンガンがMn4+となる時点でも、8aサイトに位置するリチウムイオンが0.06以上残存することになり、リチウムイオンの活物質結晶内の移動でもたらされるイオン伝導性は良好に維持され、全ての活物質が有効に充放電されるため、サイクルに伴う容量劣化の少ない電池となる。
請求項(抜粋):
負極の活物質材料はリチウムをインターカレート可能な材料であり、正極の活物質材料はリチウムをデインターカレート可能なリチウム含有金属酸化物であり、電池組立後の充電によって初めて正規の電池電圧を生じる非水電解液二次電池において、前記リチウム含有金属酸化物は一般式Li[Mn2-XLiX]O4(但し、0.020≦x≦0.081)で示されるスピネル系リチウムマンガン酸化物であり、正極中におけるリチウムマンガン酸化物はその組成において、マンガンとリチウムの原子比(Li/Mn)をa、マンガンの平均酸化価数をmとするとき、4.04≦a+m≦4.17を満足していることを特徴とする非水電解液二次電池。
IPC (3件):
H01M 4/02 ,  H01M 4/58 ,  H01M 10/40
引用特許:
審査官引用 (1件)

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