特許
J-GLOBAL ID:200903061285446915

ガス状過分極129Xeの直接注射を使用する診断処置並びに関連するシステムおよび生成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-566428
公開番号(公開出願番号):特表2003-526437
出願日: 2001年03月12日
公開日(公表日): 2003年09月09日
要約:
【要約】肺塞栓についてスクリーニングする方法は、対象の脈管系中に直接注射されるガス相の分極した129Xeを用いる。ガス状129Xeは、そのガスが注射部位近位の脈管系中へ実質的に溶解するように制御された方法で送達され得る。一方、このガスは、ある時間の間、血流中でガスとして残っているように注射され得る。注射し得る分極した129Xeガスの製剤は、少量で過分極した129Xe(好ましくは同位元素に富む)で与えられ、そして臨床学的に有用なシグナル分析もしくは強度をもった高品質の脈管系MRI画像またはNMRスペクトルシグナルを提供し得る。1つの方法は、静脈中にガスとして分極した129Xeを注射し、また吸入によって対象に別の量の分極したガスを流す。この態様において、潅流の取込みは、動脈のシグナル情報を可能にし、この注射(静脈側)は静脈シグナル情報を可能にした。2つの送達方法を用いて、肺脈管系の静脈および動脈側両方のより完全な画像シグナルとを組合せた導入路を作出する。このNMRイメージング方法において、肺塞栓のスクリーニング方法は、129Xeのシグナルの励起および検出のために同じNMR胸部コイルを使用し得る。脈管沿いの特定部位での少量のガスの直接的な注射は、増強されたシグナル強度のNMR画像を提供するために、特定の標的領域を標的とする。また、この開示物は、別の診断的な血管系領域および生理学的条件を指向した関連方法を包含する。付随した送達および投与システムおよび方法、分極したガスの容器および定量的製剤もまた記載されている。
請求項(抜粋):
肺塞栓の存在を探査する方法であって、 肺領域および静脈と動脈を含む血液循環経路を有する対象をNMRシステム中に置くこと、ただし、対象の肺領域は、肺静脈および肺動脈および付随する循環経路の肺部分を定めている血管構造を有する; 対象の少なくとも1本の静脈に、第1の量の分極ガス状129Xeを直接注射すること; 対象の肺領域中の分極129Xeに伴うNMRシグナルデータを取得すること、ただし、シグナルデータは、該注射段階で導入された分極ガスに対応する情報を含む; NMRシグナルデータを空間的にコード化した可視的表現を有するNMR画像を作出すること;および 肺動脈循環経路の閉塞、制限、異常、および実質的に阻害されていない自由な通過、の少なくとも1つの状態の存在を同定すること、の各段階を含む方法。
IPC (3件):
A61B 5/055 ,  A61K 49/00 ,  G01R 33/28
FI (5件):
A61K 49/00 ,  A61B 5/05 383 ,  G01N 24/02 B ,  A61B 5/05 390 ,  G01N 24/02 Y
Fターム (15件):
4C085HH07 ,  4C085JJ16 ,  4C085KB21 ,  4C085LL09 ,  4C096AA11 ,  4C096AA15 ,  4C096AA18 ,  4C096AB08 ,  4C096AB41 ,  4C096AC03 ,  4C096AC04 ,  4C096AC05 ,  4C096AD03 ,  4C096AD19 ,  4C096FC14

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