特許
J-GLOBAL ID:200903061296569180

クラフトパルプ製造プラントにおける薬品回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-417528
公開番号(公開出願番号):特開2005-179785
出願日: 2003年12月16日
公開日(公表日): 2005年07月07日
要約:
【課題】 クラフトパルプ製造プラントにおける薬品回収工程において、石灰泥の沈降分離を促進させて、薬品回収工程における効率化を図ること。【解決手段】 蒸解工程と、黒液を濃縮焼成して得られるスメルトから緑液を得る緑液清澄工程と、緑液と生石灰との消和・苛性化反応により白液と石灰泥の混合液である乳液を得る消和・苛性化工程と、乳液から石灰泥を沈降分離させて白液と石灰泥を分離する白液清澄工程と、分離された石灰泥とその洗浄水との混合液から石灰泥を沈降分離させて弱液と石灰泥を分離する弱液清澄工程と、石灰泥を脱水する石灰泥脱水工程と、脱水石灰泥を焼成して生石灰を得る石灰焼成工程とを有するクラフトパルプ製造プラントにおいて、消和・苛性化工程において緑液を二段階に分けて添加することにより、石灰泥の粒子径を増大させる。白液清澄装置、弱液清澄装置としては、加圧濾過型のものを使用できる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
細砕リグノセルロース物質を白液と称する蒸解薬液で蒸解してセルロース成分を分離する蒸解工程と、上記白液中にリグニン成分を溶解させて生成される黒液を濃縮焼成して得られるスメルトを稀釈精製して緑液を得る緑液清澄工程と、上記緑液と生石灰との消和・苛性化反応により白液と石灰泥の混合液である乳液を得る消和・苛性化工程と、上記乳液から石灰泥を沈降分離させて白液と石灰泥を分離する白液清澄工程と、上記分離された石灰泥とその洗浄水との混合液から洗浄された石灰泥を沈降分離させて石灰泥洗浄後の洗浄液である弱液と石灰泥を分離する弱液清澄工程と、上記洗浄石灰泥を脱水する石灰泥脱水工程と、上記脱水石灰泥を焼成して生石灰を得る石灰焼成工程とを有するクラフトパルプ製造プラントにおいて、上記消和・苛性化工程において上記緑液を二段階以上に分けて添加して上記石灰泥の粒子径を増大させることを特徴とするクラフトパルプ製造プラントにおける薬品回収方法。
IPC (1件):
D21C11/00
FI (1件):
D21C11/00 C
Fターム (4件):
4L055BC07 ,  4L055CC14 ,  4L055FA01 ,  4L055FA22

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