特許
J-GLOBAL ID:200903061318739174

ゲル含有量を減少させたヒドロキシル化付加ポリマーの連続製造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡部 正夫 (外11名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-513316
公開番号(公開出願番号):特表平10-511992
出願日: 1995年10月13日
公開日(公表日): 1998年11月17日
要約:
【要約】ゲル形成を減少させた、遊離基付加ポリマーの連続製造方法を開示する。この遊離基付加ポリマーは、少なくとも一つの遊離ヒドロキシル基を含有するエチレン性不飽和モノマー、たとえば、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、約0から約5重量%のアルファーベータ不飽和カルボン酸、たとえば、アクリル酸またはメタクリル酸、および、使用される残りのモノマーが遊離基付加共重合性化合物、たとえば、スチレン、メチルメタクリレートおよびブチルアクリレート等のエチレン性不飽和モノマー類から製造される。遊離基付加重合は、一種類またはそれ以土の溶剤が存在する過圧下、約150°Cから約310°Cにて行われる。溶剤または溶剤混合物の容積平均は、水素結合と各溶剤の溶解パラメーターの極性寄与との総括計算根平均二乗値を約6から約15の範囲で有する。一種類の溶剤または複数の溶剤の場合はその全部が、重合を行うための条件下で十分な揮発性を有し、モノマー反応体の表面上部の反応器の内面上に生ずる蒸気混合物のどの液体縮合物も少なくとも50モル%の溶剤を含有することによって、その内面上のゲル形成が減少する。本方法によれば、ゲル粒子やゲル析出物の形成が減少し、長期にわたるポリマーの連続重合が可能となる。
請求項(抜粋):
ゲル形成を減少させた、不飽和モノマー類から遊離基付加ポリマーを連続して製造する方法であって、該不飽和モノマー類は、少なくとも一つの遊離アルキル結合ヒドロキシル基を含有するエチレン性不飽和モノマー、1分子中に約3から約8の炭素原子を有する約0から約5重量%のアルファーベータ不飽和カルボン酸、および、前記ポリマーを形成するのに使用される他のモノマーと相溶性のある遊離基付加共重合性化合物である残りのモノマーを含み、一種類の溶剤または二種類以上の溶剤の混合物が存在する過圧下、約150°Cから約310°Cの温度で、モノマー反応体を含有する反応器中で遊離基付加重合を連続的に行い、(a)前記溶剤またはすべての溶剤混合物の容積平均が、計算された水素結合と各溶剤の溶解パラメーターの極性寄与との総括計算根平均二乗値を約6から約15の範囲で有し、および、(b)存在するすべての溶剤が前記重合を行うための温度と圧力の条件下で十分な揮発性を有し、前記モノマー反応体上方の反応器の内面に生じる、モノマーと溶剤とを含む蒸気混合物のどの液体縮合物も少なくとも50モル%の溶剤を含有することによって、前記内面上のゲル形成が減少することを特徴とする方法。
IPC (3件):
C08F 2/06 ,  C08F220/18 ,  C08F220/30
FI (3件):
C08F 2/06 ,  C08F220/18 ,  C08F220/30

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