特許
J-GLOBAL ID:200903061380380905

冶金用成型コークスの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-295664
公開番号(公開出願番号):特開平7-145385
出願日: 1993年11月25日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【目的】 竪型シャフト炉内で成型炭を熱媒ガスによって直接的に加熱し、冶金用成型コークスを製造するプロセスにおいて、亀裂、割れを有しない成型コークスを安定的に製造する方法を提供することを目的とする。【構成】 二段のガス吹き込み羽口を有する竪型シャフト炉の乾留工程において、成型炭の中心温度が400°Cから800°Cに上昇するまでの間の成型炭の表面温度と中心部の温度差を、20〜40分毎に算出し、二段の羽口から吹き込む熱媒ガスの温度および流量を調整して、該温度差を所定の範囲内に制御することにより、亀裂および割れを有しない成型コークスを安定的に製造する。
請求項(抜粋):
非微粘結炭を50〜90重量%含有する粉炭に石炭タール、ピッチ、石油アスファルトの1種以上からなるバインダーを添加して塊成化した成型炭を、2段のガス吹き込み羽口を有する竪型乾留炉で加熱ガスを熱媒として乾留し冶金用成型コークスを製造する方法において、運転中に測定した乾留炉内の雰囲気ガス温度Tgにより、微小空間におけるガス放出熱量Qgおよび該微小空間における成型炭の吸熱量QB を算出し、この値に基づいて伝熱計算により前記成型炭の表面温度Tsと中心温度Tcをそれぞれ算出し、乾留炉を通過する前記成型炭の中心温度Tcが400°Cから800°Cに上昇する間の前記成型炭の表面と中心部の許容温度差Lを成型炭の中心温度と成型炭の容積に基づいて算出し、前記成型炭の表面と中心部の温度差(Ts-Tc)が許容温度差Lを所定のチェック時間越えたときに、低温ガス吹き込み羽口および高温ガス吹き込み羽口から吹き込む熱媒ガスの温度および流量を調節することを特徴とする冶金用成型コークスの製造方法。
IPC (2件):
C10B 57/04 ,  C10B 53/08

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