特許
J-GLOBAL ID:200903061506125841

データ圧縮伝送装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蔵合 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-300638
公開番号(公開出願番号):特開平8-163179
出願日: 1994年12月05日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】 LZ符号によるデータ圧縮伝送装置において、通信回線の品質劣化状態を測定し、辞書リセット期間を設定し、通信回線におけるビット誤り発生時の誤情報の送出期間を低減するとともに、通信回線の効率的利用を図る。【構成】 送信側装置は、受信側装置から通知される品質劣化状態に応じて複数のフレーム長を選択してデータ圧縮を行ない、初期化し、圧縮データに誤り検出符号を付加し、伝送フレームに組み立てて通信回線に送出する。受信側装置は、受信した伝送フレームを分解し、誤り検出を実施、圧縮データを伸長し原情報を復元する。伸長辞書メモリ33は伝送フレームごとに初期化し、比較器40は品質閾値メモリ37に保持された閾値と一定時間に発生するビット誤り回数を保持する品質計測カウンタ39の係数値とを比較し、係数値が閾値を越えた場合は品質劣化状態と判定し、送信側装置に通知する。
請求項(抜粋):
通信回線を介して相互に接続され、送信側において入力情報を圧縮した上で通信回線に送出し、受信側において圧縮された情報を伸長し原情報を復元するデータ圧縮伝送装置の送信側装置において、送信側データ圧縮伝送装置に接続されたデータ入力回線から受信するデータにビット同期した単位クロックを発生する第1のクロック発生手段と、データ圧縮を行なう単位フレーム長に関する情報を保持する複数のフレーム長記憶手段と、受信側データ圧縮伝送装置から通知される通信回線の品質劣化状態を保持する記憶手段と、前記記憶手段からフレーム同期タイミングごとに通知される品質劣化状態に応じて前記複数のフレーム長記憶手段を一つ選択し、その保持内容を出力する第1の選択手段と、前記第1のクロック発生手段が発生する単位クロックごとに1つずつ計数し、計数値が前記第1の選択手段が表示するデータ圧縮の単位フレーム長と等しくなるとフレーム同期タイミングを発生するフレーム長計数手段と、データ圧縮処理に使用される圧縮辞書情報を保持し、フレーム同期タイミングごとに保持内容を初期化する圧縮辞書記憶手段と、フレーム同期タイミングごとに前記圧縮辞書記憶手段に保持された圧縮辞書情報を参照・更新しながらデータ入力回線から受信した情報を圧縮し、圧縮データを出力するデータ圧縮手段と、前記圧縮データに誤り検出符号を付加しこれを出力する第1の誤り制御手段と、前記誤り検出符号の付加された圧縮データを伝送フレームに組み立てる伝送フレーム組立手段とを備え、また受信側装置において、受信側データ圧縮伝送装置に接続された通信回線から受信するデータにビット同期した単位クロックを発生する第2のクロック発生手段と、通信回線を介して受信した伝送フレームを分解し誤り検出符号付き圧縮データを抽出しこれを出力する伝送フレーム分解手段と、前記誤り検出符号付き圧縮データを検証し圧縮データにおけるビット誤りの有無を検出するとともに圧縮データを送出する第2の誤り制御手段と、データ伸長処理に使用される伸長辞書情報を保持し、フレーム同期タイミングごとに保持内容を初期化する伸長辞書記憶手段と、前記圧縮データを受信し前記伸長事象情報を参照・更新しながら圧縮データを伸長し、原情報を復元するとともにフレーム同期タイミングを発生するデータ伸長手段と、初期状態において通信品質観測時間を保持し、前記第2の単位クロック発生手段が発生する単位クロック受信ごとに保持値を1ずつ減じ、保持値が0と等しくなると品質計測タイミングを発生する計時手段と、初期状態において保持値が0に初期化され、前記誤り検出通知ごとに1ずつ計数し、品質計測タイミングごとに保持値が0に初期化される品質計測計数手段と、通信回線におけるビット誤り発生回数に関する一つないしは複数の閾値を保持する品質閾値記憶手段と、前記品質計測タイミングの受信ごとに前記品質計測計数手段の保持値と前記品質閾値記憶手段に保持されたビット誤り発生回数に関する閾値とを比較し、品質計測計数手段の保持値が前記閾値を越えた場合には通信品質劣化状態を、また保持値が閾値以下の場合は通信品質非劣化状態を示す品質通知信号を発生する比較手段とを備えたデータ圧縮伝送装置。
IPC (3件):
H04L 23/00 ,  H03M 7/30 ,  H03M 13/00

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