特許
J-GLOBAL ID:200903061535979019

流体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笠井 美孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-232357
公開番号(公開出願番号):特開2004-069005
出願日: 2002年08月09日
公開日(公表日): 2004年03月04日
要約:
【課題】低周波数域にチューニングされた第一のオリフィス通路を通じて受圧室に接続された平衡室と、中周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路を通じて受圧室に接続された加振室をそれぞれ設けて、外部から及ぼされる空気圧変動に基づいて加振室に生ぜしめた圧力変動を受圧室に及ぼして能動的な防振効果を得るようにした流体封入式防振装置において、能動的な防振効果が中〜高周波の広い周波数域に亘って有効に発揮されるようにすると共に、中周波振動に対する能動的な防振効果を得るに際しての高次成分に起因する振動状態の低下を回避せしめること。【解決手段】受圧室58と平衡室38を仕切る隔壁52に透孔82を設けると共に、該透孔82に可動板84を配設し、この可動板84の外周縁部を、隔壁52に形成した保持溝86で所定のガタをもって保持せしめることにより、かかる保持溝86と可動板84の間のガタ分の隙間によって、高周波数域にチューニングされた第三のオリフィス通路90が形成されるようにした。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
相互に離隔配置されて、防振連結すべき部材にそれぞれ取り付けられる第一の取付部材および第二の取付部材と、 それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する本体ゴム弾性体と、 該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動入力時に圧力変動が生ぜしめられる、非圧縮性流体が封入された受圧室と、 可撓性膜で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される、非圧縮性流体が封入された平衡室と、 前記受圧室と前記平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路と、 前記受圧室に対して隔壁を挟んで反対側に形成された、壁部の一部が弾性加振板で構成されて非圧縮性流体が封入された加振室と、 該加振室に対して前記弾性加振板を挟んで反対側に形成された、外部から空気圧変動を及ぼすことにより該弾性加振板に加振力を作用せしめて該加振室に圧力変動を生ぜしめる作用空気室と、 前記第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされて前記受圧室と前記加振室を相互に連通する第二のオリフィス通路と、 前記隔壁に透孔を設けて該透孔の周縁部分において内周側に開口する環状の保持溝を形成すると共に、該透孔に硬質の可動板を配して該可動板の外周縁部を該保持溝に入り込ませて所定のガタをもって把持せしめることにより、該可動板を該保持溝内で板厚方向に該ガタ分だけ変位可能とし、該可動板が板厚方向に変位して該保持溝の内面に当接することによって該透孔が実質的に閉塞せしめられるようにすると共に、該保持溝において該可動板の外周縁部を回り込んで前記加振室と前記受圧室を相互に連通する第三のオリフィス通路を、前記第二のオリフィス通路よりも更に高いチューニング周波数をもって形成せしめ得る可動板機構とを、 有することを特徴とする流体封入式防振装置。
IPC (3件):
F16F13/26 ,  B60K5/12 ,  F16F13/06
FI (3件):
F16F13/00 630D ,  B60K5/12 H ,  F16F13/00 620S
Fターム (7件):
3D035CA05 ,  3D035CA35 ,  3J047AA03 ,  3J047CA06 ,  3J047CB04 ,  3J047CD12 ,  3J047FA02

前のページに戻る