特許
J-GLOBAL ID:200903061549620510

過電流保護機能を有するDC-DCコンバータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-121761
公開番号(公開出願番号):特開平9-308239
出願日: 1996年05月16日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】半導体スイッチング素子を用いた他励フライバック式DC-DCコンバータにあって、迅速な起動を確保しつつ、如何なる場合も的確に、スイッチング素子を過電流から保護する。【解決手段】保護回路20にあって、比較器21はその基準値Vref0に基づき電解効果トランジスタからなる半導体スイッチング素子5のゲートオンを検出する比較器である。また比較器23は、過渡時用の基準値Vref1と定常時用の基準値Vref2とに基づきトランス6の1次側電流を過電流判定する比較器である。これら各基準値は、同DC-DCコンバータが過渡時にあるか定常時にあるかを判定する過渡・定常判定回路27を通じて自動的に切り換えられる。比較器21、23によりゲートオンが検出され、且つ過電流判定がなされるとき、ゲートオフ処理回路29を通じてスイッチング素子5の駆動が停止される。
請求項(抜粋):
トランスと、このトランスの1次側巻線を介して直流電源に接続される半導体スイッチング素子と、この半導体スイッチング素子のスイッチング動作に伴って前記トランスの2次側巻線に誘起される電流を整流、平滑して直流電圧を生成出力する出力回路とを有し、この生成出力される直流電圧が所定電圧に維持されるよう前記半導体スイッチング素子のスイッチング動作がデューティ制御されるDC-DCコンバータにおいて、前記トランスの1次側巻線に流れる電流を検出する1次側電流検出手段と、この検出される1次側電流について、当該DC-DCコンバータに対する電源投入直後の過渡期間に対応してその過電流判定を行うための第1の基準値とそれ以降の定常期間に対応してその過電流判定を行うための第2の基準値との各別の過電流判定用基準値と比較してその過電流判定を行う比較器と、前記過渡期間か前記定常期間かを判定して前記比較器に付与する前記第1及び第2の過電流判定用基準値を切り換える過渡・定常判定手段と、前記比較器により過電流判定が行われるとき、前記半導体スイッチング素子の駆動を禁止する禁止手段と、を具えることを特徴とする過電流保護機能を有するDC-DCコンバータ。
IPC (2件):
H02M 3/28 ,  H02H 3/08
FI (3件):
H02M 3/28 H ,  H02M 3/28 C ,  H02H 3/08 N
引用特許:
審査官引用 (2件)

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