特許
J-GLOBAL ID:200903061587878318

ガス開閉器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 三好 秀和 ,  岩▲崎▼ 幸邦 ,  川又 澄雄 ,  伊藤 正和 ,  高橋 俊一 ,  高松 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-115579
公開番号(公開出願番号):特開2009-266662
出願日: 2008年04月25日
公開日(公表日): 2009年11月12日
要約:
【課題】CF3IガスやCF3Iを含有する混合ガスを消弧性ガスとして用いた場合でも、遮断性能や絶縁耐力の低下を抑制することができるガス開閉器を提供する。【解決手段】電流遮断動作時において、吹きつけシリンダ27の吹き出し口27aからCF3Iを含有する消弧性ガス20をアーク発生空間32に発生したアークに吹きつけるとともに、アーク発生空間32から固定接触子24の中空部24aを通過してガス室35に至るガス流を発生させることで、アークを消弧して電流を遮断するとともに、アーク発生空間32で生成した分解物質を密閉容器内に飛散させずにガス室35内に吸引する。電流遮断状態から通電状態に移行する閉極動作時には、ガス室35内の分解物質を含むガスは、吸い込みシリンダ31の多孔質材料からなる周壁31bを通過し、その周囲に配置された吸着剤40に接触して分解物質が除去された後、密閉容器内に放出される。【選択図】図2
請求項(抜粋):
トリフルオロヨードメタンを含有する消弧性ガスが充填された密閉容器内に配置された第1の固定接触子と、 前記第1の固定接触子に対向して前記密閉容器内に配置された筒状の第2の固定接触子と、 前記第2の固定接触子の外周面を軸方向に往復摺動可能に、かつ前記第1の固定接触子と接離可能に設けられた可動接触子と、 前記可動接触子と一体的に往復移動可能な可動ピストンが挿入され、前記第2の固定接触子の中空部を介して、前記第1の固定接触子と前記可動接触子とが開離した電流遮断時における前記第1の固定接触子と前記可動接触子との間のアーク発生空間と連通する吸い込みシリンダと、 前記第2の固定接触子の前記吸い込みシリンダ側端に設置され、前記吸い込みシリンダから前記アーク発生空間に向かうガスの流れを止め、前記アーク発生空間から前記吸い込みシリンダに向かうガスの流れを通す逆止弁と、 前記吸い込みシリンダの周壁および底壁の周囲に配置され、電流遮断動作時に発生するアークによって前記消弧性ガスが分解されて生成される分解物質を吸着する吸着剤とを備え、 前記吸い込みシリンダの周壁および底壁は、ガスを通過させる多孔質の材料からなり、 電流遮断動作時において、前記可動接触子と一体的に移動する前記可動ピストンと前記吸い込みシリンダとの相対移動により、前記アーク発生空間から前記第2の固定接触子の中空部を介して前記可動ピストンと前記吸い込みシリンダとで囲まれる第1のガス室へ至るガス流を発生させることで、前記アーク発生空間に発生する前記アークを消弧するとともに、前記アーク発生空間で生成した前記分解物質を前記第1のガス室内に吸引し、電流遮断状態から通電状態に移行する閉極動作時には、前記可動ピストンと前記吸い込みシリンダとの相対移動により圧縮された前記第1のガス室内の前記分解物質を含むガスを、前記吸い込みシリンダの周壁を通過させて前記吸着剤に接触させた後に前記密閉容器内に放出することを特徴とするガス開閉器。
IPC (2件):
H01H 33/915 ,  H01H 33/57
FI (2件):
H01H33/915 ,  H01H33/57 C
Fターム (7件):
5G001AA01 ,  5G001BB03 ,  5G001CC01 ,  5G001DD03 ,  5G001DD04 ,  5G001EE01 ,  5G001EE13
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • ガス絶縁電気機器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-335546   出願人:株式会社日立製作所

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