特許
J-GLOBAL ID:200903061627970492

左心室、左心房輪郭の自動抽出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-076470
公開番号(公開出願番号):特開平7-255703
出願日: 1994年03月22日
公開日(公表日): 1995年10月09日
要約:
【要約】【目的】 輪郭点の手入力操作を極力少なくし、僧帽弁部を含む左心室、または左心房の輪郭抽出処理を複数枚の各撮像画像に対して迅速、かつ正確に行う。【構成】 第1画像の僧帽弁部の両端点と他の輪郭上の一つの輪郭点をオペレータが手入力で指示する(S1)。僧帽弁部の両端点を直線で結んで第1画像の僧帽弁部の部分輪郭線とするとともに、僧帽弁部以外の部分輪郭線を抽出する(S2,S3)。第2画像以降の各撮像画像の僧帽弁部の両端付近に端点探索範囲を設定し、両探索範囲内の走査線の組合せによって決定する各範囲について、輪郭候補線を抽出する。対象臓器の一般特性と僧帽弁部の固有の特性を利用して、一群の輪郭候補線の中から最適な輪郭候補線を選び、それを各撮像画像の輪郭線とする。
請求項(抜粋):
僧帽弁部を含む左心室または左心房(以下、対象臓器という)の同一断面を時間的に連続して撮像して得られた複数枚の撮像画像について、各撮像画像の対象臓器の輪郭を自動的に抽出する方法であって、(a)第1画像の僧帽弁部の両端点と僧帽弁部以外の対象臓器輪郭上の少なくとも一つの輪郭点をオペレータが手入力で指示する過程と、(b)前記過程で入力された輪郭点(入力輪郭点)に基づいて、またはオペレータが手入力で指示することにより第1画像の中心点を求め、この中心点から第1画像上に放射状に走査線を設定する過程と、(c)僧帽弁部両端の入力輪郭点を直線で結んで第1画像の僧帽弁部の部分輪郭線とするとともに、前記各入力輪郭点を輪郭抽出の手掛かり情報とし、かつ対象臓器の特性を利用して前記各走査線に沿った画像濃度変化点を評価することにより第1画像の僧帽弁部以外の対象臓器の部分輪郭線を抽出する過程と、(d)第2画像以降の各撮像画像について、第1画像の中心点に対応する点から放射状に走査線を設定する過程と、(e)第1画像の僧帽弁部の両端点位置情報に基づき、第2画像以降の各撮像画像の僧帽弁部の両端付近に端点探索範囲をそれぞれ設定する過程と、(f)一方の端点探索範囲内の各走査線と他方の端点探索範囲内の各走査線との組合せによって得られる、僧帽弁部を含まない輪郭評価範囲それぞれについて、僧帽弁部以外の部分輪郭候補線を抽出する過程と、(g)前記輪郭評価範囲それぞれについて得られた僧帽弁部以外の部分輪郭候補線の両端を直線で結んで、これを僧帽弁部の部分輪郭候補線とする過程と、(h)前記僧帽弁部以外の部分輪郭候補線と僧帽弁部の部分輪郭候補線とからなる、前記輪郭評価範囲ごとの輪郭候補線を、第2画像以降の各撮像画像の輪郭線と当該撮像画像に対して実質上時間的に近い撮像画像の輪郭線との関連に係る、対象臓器の一般特性および僧帽弁部の固有の特性を利用して評価することにより、前記一群の輪郭候補線の中から最適な輪郭候補線を選出し、これを当該撮像画像の輪郭線とする処理を、第2画像以降の各撮像画像について行う過程と、を備えたことを特徴する左心室、左心房輪郭の自動抽出方法。
IPC (3件):
A61B 5/055 ,  A61B 6/00 ,  A61B 8/00
FI (2件):
A61B 5/05 380 ,  A61B 6/00 350 D

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