特許
J-GLOBAL ID:200903061653864846

通信/制御用フィルタ回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邉 勇 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-339041
公開番号(公開出願番号):特開平10-163812
出願日: 1996年12月04日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】【課題】 2入力2出力系の複素係数フィルタ回路の秀れた特性を用いて、これを1入力1出力系の汎用的な通信・制御用途に適用可能なものとしたフィルタ回路を提供する。【解決手段】 2入力/2出力系の複素フィルタ回路の1入力信号(Ux)を二つに分岐し、その一方を該フィルタの一方の入力部へ入力させ、これに対して90度位相が異なる信号を発生する回路(j回路)を通過させて他方の入力部に入力させ(Uy)、この2入力信号を入力とする該複素フィルタの伝達関数F(s)のラプラス演算子sを(s-jω)に置き換えたF(s-jω)を該フィルタの複素伝達関数とし、該入力Uが該複素伝達関数F(s-jω)を通過した該出力Vとの間の伝達関係式UF(s-jω)=Vにおいて、F(s-jω)の分母を該関係式の両辺に乗じ、該伝達関係式の実数部と虚数部がそれぞれ等しくなるように実数係数の伝達要素で接続した。
請求項(抜粋):
2入力/2出力系のフィルタ回路の1入力信号(そのラプラス変換量をUx)を二つに分岐し、その一方を該フィルタの一方の入力部へ入力させ、Uxに対して90度位相が異なる信号を発生する回路(j回路)にUxを通過させてこれを該フィルタの他方の入力部に虚入力部信号(Uy)として入力させ、UxとUyの2入力信号を入力とする該フィルタの出力も同様にVxとVyの2出力信号を出力とし、該2入力、該2出力を虚数単位jを用いてそれぞれ一つの複素変数(U=Ux+jUy,V=Vx+jVy)として扱い、実数係数のローパスまたはハイパスフィルタの伝達関数をF(s)、通過または阻止したい中心角周波数をω、該伝達関数F(s)のラプラス演算子sを(s-jω)に置き換えたF(s-jω)を該フィルタの複素係数伝達関数とし、該入力Uが該複素係数伝達関数F(s-jω)を通過した該出力Vとの間の伝達関係式UF(s-jω)=Vにおいて、F(s-jω)の分母を該関係式の両辺に乗じ、該伝達関係式の実数部と虚数部がそれぞれ等しくなるように実数係数の伝達要素で接続したことを特徴とする通信/制御用フィルタ回路。
IPC (4件):
H03H 17/02 613 ,  H03H 17/02 601 ,  H03H 17/08 ,  G05B 11/36 501
FI (4件):
H03H 17/02 613 E ,  H03H 17/02 601 R ,  H03H 17/08 C ,  G05B 11/36 501 E

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