特許
J-GLOBAL ID:200903061657394747

物質と熱を直接移動させる燃料電池電力設備

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-556406
公開番号(公開出願番号):特表2002-519817
出願日: 1999年06月01日
公開日(公表日): 2002年07月02日
要約:
【要約】本発明の物質と熱を直接移動させる燃料電池電力設備は、少なくとも1つの燃料電池と、物質と熱を直接移動させる装置を備える。燃料電池は、電解質と、電解質の両面に密接に接触するように多孔質のアノード電極保持層と多孔質のカソード電極保持層によりそれぞれ保持されたアノード電極とカソード電極とを備える。還元剤流体の流れや酸化剤の入口の流れは、ほぼ周囲圧力で保持層を通って流れる。物質と熱を直接移動させる装置によって、燃料電池の上流の酸化剤の入口の流れが、燃料電池から排出されるカソード電極の排出の流れと、物質が移動するように通じ、それによって、カソード電極の排出の流れによって拾われた水などの物質が、物質と熱を移動させる装置の移動媒体を直接通って、燃料電池に供給される酸化剤の流れの中に移動し、それによって、燃料電池に供給される酸化剤の流れを加湿し、燃料電池に供給される酸化剤の流れに熱を加える。物質と熱を直接移動させる装置は、カソード電極の排出の流れや酸化剤の入口の流れと、物質が移動するように移動媒体を保持するためのセパレータハウジング、を備え、それによって、これらの流れが、移動媒体に接触し、セパレータハウジングによって、これらの流れの体積が混合するのが防止される。移動媒体は、極性分子や無極性分子から成る流体物質を含む流体の流れの中の極性分子から成る流体物質を吸着するさまざまな物質のいずれからも構成することができる。例示的な移動媒体には、ポリフルオロスルホン酸イオノマー膜の液体の水の部分が含まれる。
請求項(抜粋):
a.少なくとも1つの燃料電池であって、 i.第1の主要な表面と、逆向きの第2の主要な表面とを有する電解質と、 ii.前記電解質の前記第1の主要な表面に密接に接触するように多孔質のアノード電極保持層により保持されたアノード電極と、前記電解質の前記第2の主要な表面に密接に接触するように多孔質のカソード電極保持層により保持されたカソード電極と、を備え、前記多孔質のアノード電極保持層によって、前記アノード電極と接触するように還元剤流体の流れが通り、前記多孔質のカソード電極保持層によって、前記カソード電極と接触するように酸化剤の流れが通る、燃料電池と、 b.ほぼ周囲圧力で酸化剤の供給源から前記多孔質のカソード電極保持層の中に酸化剤の入口の流れを通す第1の酸化剤通路と、 c.前記多孔質のカソード電極保持層からカソード電極の排出の流れを通すカソード電極排出通路と、 d.前記第1の酸化剤通路および前記カソード電極排出通路と連通するように固定された物質と熱を直接移動させる装置であって、 i.前記カソード電極の排出の流れの中の極性分子から成る流体物質を吸着し、かつ極性分子から成る前記流体物質を前記酸化剤の入口の流れの中に脱着するための移動媒体手段と、 ii.前記カソード電極の排出の流れや前記酸化剤の入口の流れが前記移動媒体手段に接触するように、これら両方の流れと物質が移動するように前記移動媒体手段を保持するためのセパレータハウジング手段であって、前記カソード電極の排出の流れと前記酸化剤の入口の流れの体積が混合するのを防止するためのセパレータハウジング手段と、を備える物質と熱を直接移動させる装置と、を備える、 ことを特徴とする還元剤流体と酸化剤流体から電気エネルギーを発生する物質と熱を直接移動させる燃料電池電力設備。
IPC (3件):
H01M 8/04 ,  H01M 8/06 ,  H01M 8/10
FI (3件):
H01M 8/04 J ,  H01M 8/06 W ,  H01M 8/10
Fターム (3件):
5H026AA06 ,  5H027AA06 ,  5H027BA05

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