特許
J-GLOBAL ID:200903061664761780
耐時効性および歪時効硬化性に優れた高張力冷延鋼板の製造方法。
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-116320
公開番号(公開出願番号):特開2003-138317
出願日: 2002年04月18日
公開日(公表日): 2003年05月14日
要約:
【要約】【課題】耐時効性および歪時効硬化性に優れる高張力冷延鋼板の製造方法を提案する。【解決手段】C:0.15%以下、N:0.0050〜0.0250%、を含み、N/Al:0.3 以上とするスラブを、1000°C以上に加熱したのち、粗圧延と、仕上圧延出側温度:800 °C以上とする仕上圧延を施し、750 °C以下で巻き取る熱間圧延工程と、冷間圧延工程とを施し、さらに、Ac3 〜(Ac3 +50°C)で焼鈍した後、600 〜250 °C間をMn,Mo,Cr,Si 含有量で定義されるCR以上50°C/s以下の冷却速度とする連続焼鈍工程とを順次施す。また、冷延板をAc3 〜(Ac3 +100 °C)で焼鈍後、Ac3 〜Ac1 間の冷却速度を3〜25°C/sとし、さらにAc1 〜250 °C間の冷却速度をCR以上として冷却しても、600 〜450 °C間の平均冷却速度をCR以上、450 〜250 °C間の平均冷却速度を1〜5°C/sとする冷却でもよい。なお、C,Mn 含有量を低減した成分系では、焼鈍温度を(Ac3 -50 °C)〜(Ac3 + 50°C)としてもよい。
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.15%以下、 Si:2.0 %以下、Mn:3.0 %以下、 Al:0.02%以下、N:0.0050〜0.0250%を含み、さらにCr、Moのうちの1種または2種を合計で0.05〜2.0 %含有し、かつN/Al(質量%比)が0.3 以上であり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成の鋼スラブを、加熱温度:1000°C以上に加熱したのち、粗圧延してシートバーとし、該シートバーに仕上げ圧延出側温度:800 °C以上とする仕上げ圧延を施し、巻取り温度:750 °C以下で巻き取り熱延板とする熱間圧延工程と、前記熱延板に酸洗および冷間圧延を行い冷延板とする冷間圧延工程と、前記冷延板を(Ac3 変態点)〜(Ac3 変態点+50°C)の温度範囲で10〜120s保持した後、600 〜250 °C間の平均冷却速度を下記(1)式で定義される臨界冷却速度(CR)以上50°C/s以下として冷却する連続焼鈍工程とを順次施すことを特徴とする耐時効性および歪時効硬化特性に優れた高張力冷延鋼板の製造方法。 記 log CR = -1.73(Mn +2.67Mo+1.3Cr +0.26Si)+3.95 .........(1) ここに、Mn、Mo、Cr、Si:各元素の含有量(質量%) CR:臨界冷却速度(°C/s)
IPC (3件):
C21D 9/46
, C22C 38/00 301
, C22C 38/38
FI (3件):
C21D 9/46 F
, C22C 38/00 301 S
, C22C 38/38
Fターム (24件):
4K037EA01
, 4K037EA04
, 4K037EA05
, 4K037EA06
, 4K037EA11
, 4K037EA15
, 4K037EA16
, 4K037EA17
, 4K037EA18
, 4K037EA23
, 4K037EA25
, 4K037EC01
, 4K037FA02
, 4K037FA03
, 4K037FC04
, 4K037FE02
, 4K037FH01
, 4K037FJ01
, 4K037FJ05
, 4K037FJ06
, 4K037FK01
, 4K037FK02
, 4K037FK03
, 4K037HA01
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