特許

J-GLOBAL ID：200903061691830777

薬液注入による砂地盤の液状化対策工法

発明者： 善 功企 ,  山崎 浩之 ,  林 健太郎 ,  村松 伴博 ,  名越 崇
出願人/特許権者： 運輸省港湾技術研究所長 ,  五洋建設株式会社 ,  旭電化工業株式会社
代理人 (1件)： 佐々木 功 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-274332
公開番号（公開出願番号）：特開平10-121457
出願日： 1996年10月17日
公開日（公表日）： 1998年05月12日
要約：

【要約】【課題】 薬液注入による砂地盤の液状化対策工法を提供する。【解決手段】 砂地盤を改良して所定の強度をもたらす薬液の注入孔からの設定浸透距離に応じて、薬液中の薬剤濃度を調整する。【効果】 注入された薬液が砂地盤中を浸透してゆくにつれて該薬液が砂地盤中の水分により希釈されてゆく割合に関する指針が与えられるので、注入孔から薬液を浸透させる距離を任意に設定しても、最遠部位での希釈率を考慮して薬液における薬剤の濃度を、当該部位において所定の地盤強度をもたらすように設定することができ、従って改良後の砂地盤の強度保障が可能となる。尚、所定の改良地盤をもたらす薬液の設定浸透距離を大にすることができるので、改良すべき地盤の単位面積当りの薬液注入回数を減じることができ、従って工事施工における作業性が向上する。

請求項（抜粋）：

シリカ系の水溶液型薬液を注入する砂地盤の液状化対策工法において、薬液を浸透させて所定の強度をもたらそうとする注入孔からの距離設定に応じて薬液の濃度調整を行なうことを特徴とする、薬液注入による砂地盤の液状化対策工法。