特許
J-GLOBAL ID:200903061706872986

有核赤血球の迅速な同時分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-518976
公開番号(公開出願番号):特表平10-504398
出願日: 1995年11月28日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】全血サンプル中の有核赤血球及び白血球の同時的及び定量的なフローサイトメトリー分析方法及びデバイスが提供される。方法は、RBCを除去し且つNRBCを生体染色用核染料に接触させるため、また、核染料がWBCに透過することを抑制するために、全血サンプルのアリコートからRBC及びNRBC細胞質を溶解させる段階と、染色されたアリコートをフローサイトメトリーによる光測定法で処理する段階と、第一及び第二の範囲の散乱角度の散乱光と蛍光(FL)とを含むパラメーターに関する少なくとも1つの信号を発生させる段階と、得られた信号を認定するために、認定された信号が第二の散乱信号閾値を上回り同時に第一の散乱信号閾値またはFL閾値を上回る{〔(第一散乱角信号 OR FL信号)AND 第二散乱角信号〕}信号であることを要求する組合せ論理を用いて処理する段階と、検出された信号から蛍光及び散乱光の認定強度信号の三次元プロットを作成する段階と、作成された三次元プロットからNRBCとWBCとを識別し、各々の細胞の数を決定する段階とから成る。
請求項(抜粋):
フローサイトメトリーによって有核赤血球(NRBC)を他の細胞から識別する方法であって、(a)赤血球溶解成分と白血球固定成分と有核赤血球の核を染色する生体染色用核染料成分とから成る試薬系と血液サンプルのアリコートとを混合し、(b)混合アリコートに対して実質的に一度に1細胞の割合で光学刺激領域を作用させ、(c)蛍光(FL)と第一及び第二の範囲の散乱角度の散乱光とを含むパラメーターに関する少なくとも1つの信号を発生させ、(d)得られた信号を認定するために、認定された信号が第二の散乱信号閾値よりも大きく同時に第一の散乱信号閾値またはFL閾値よりも大きい信号であることを要求する論理によって信号を処理し、(e)検出された信号からFL及び散乱光の強度信号の三次元プロットを作成し、(f)作成された三次元プロットと認定された信号とから有核赤血球と白血球とを識別し、各々の細胞数を測定する段階から成る方法。
IPC (4件):
G01N 33/49 ,  G01N 15/14 ,  G01N 21/53 ,  G01N 21/64
FI (4件):
G01N 33/49 H ,  G01N 15/14 C ,  G01N 21/53 Z ,  G01N 21/64 Z

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