特許
J-GLOBAL ID:200903061763568878

原子発振器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-126366
公開番号(公開出願番号):特開平5-327494
出願日: 1992年05月19日
公開日(公表日): 1993年12月10日
要約:
【要約】【目的】 ガスセル4にレーザ光eとマイクロ波bとを入射して、光・マイクロ波二重共鳴を発生させる原子発振器において、入射光の光強度変化に起因する二重共鳴マイクロ波周波数の変動(光シフト)を抑制する。【構成】 ガスセル4に入射するレーザ光eを変調する変調信号として、デューティ比Dを任意に設定できる矩形波信号iを用いている。そして、同期検波回路20でもって、吸収セル16を透過したレーザ光の強度信号jを矩形波信号iで同期検波し、その検波信号kのゼロクロス点でもってレーザ光の光周波数Fを帰還制御する。さらに、デューティ比を変化させて、レーザ光eの光周波数Fを吸収ガスの吸収スペクトラムの中心周波数FC から所定周波数ΔFだけオフセットさせる。
請求項(抜粋):
レーザ光を出力するレーザ光源(31)と、マイクロ波を出力するマイクロ波発生部(8) と、前記レーザ光及びマイクロ波が同時に入射されることによって光・マイクロ波二重共鳴が生起し、透過したレーザ光が前記二重共鳴にて定まる周波数特性を呈するガスセル(4) と、前記マイクロ波発生部の出力周波数を前記二重共鳴にて定まる周波数に一致させる出力周波数制御部(32)とを備えた原子発振器において、前記レーザ光源(31)は、前記レーザ光を発生するレーザダイオード(14)と、入力信号レベルに対応した駆動電流を前記レーザダイオードへ供給する駆動電流発生部(13)と、この駆動電流発生部へ矩形波信号を送出する矩形波信号発生回路(33)と、吸収ガスが封入され前記レーザ光の一部が透過する吸収セル(16)と、この吸収セルを透過したレーザ光を受光する受光器(17)と、この受光器の出力信号を前記矩形波信号に同期した信号を参照波信号として信号処理し、前記駆動電流発生部へ信号を送出するレーザ光制御手段(20,21) と、前記レーザ光の平均発振周波数を前記吸収ガスの吸収スペクトラムの中心周波数から所定周波数オフセットされた周波数になるように前記矩形波信号のデューティ比を設定するデューティ比設定手段(34)とを有することを特徴とする原子発振器。
IPC (2件):
H03L 7/26 ,  H01S 1/00

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